2011/03/27

OMAS Bologna PORTICO EF

オマスの万年筆、 ボローニャの別注モデルです。

このメーカーはイタリアのボローニャを拠点にしているので、ご当地の名前を冠したスタンダード・モデルといったところでしょうか(ただ、メーカー自体はフランスのLVMHグループ傘下に入っています)。

正直、イタリアの万年筆はハズレも多いです(自分の経験の範囲ですが)。ペン先のつくりが雑なものがあったりするんですよね。その中にあって、デルタとオマスは精度の高い製品が多く、好きなメーカーです。
ボローニャは細身で中型のモデルですので、普段使いにちょうど良い大きさだと思います。

それから、鼈甲のような模様や色合いが気に入っています。
通常のボローニャは紫や水色のマーブル模様で、それも格好良いのですが、仕事で使うには少々気恥ずかしい。この別注品は琥珀色で落ち着いた感じなので使いやすいです。製品名のポルティコとはボローニャの街にあるアーケードのことで、古いレンガや漆喰の色合いをイメージしているんですね。

見て気づいている方もいると思います。この製品は、新宿にあるキングダムノートさんの別注品です。 なので定価で購入しました。
何度か通販で利用したことはありましたが、直接伺ったのは初めて。マップカメラが運営しているんですね。
店の中は小さいながらも綺麗で、万年筆がびっしり並んでました。比率としてはモンブランが一番多い、やはり人気があるんですね。

店員さんの対応も丁寧で気持ちよく買えました。
となりにいた方は初めて万年筆を買うにあたってモンブランを求めていましたが、店員さんはLAMYなどのお手頃品から入るのはどうかとサファリを薦めてました。
個人的には、最初だからこそ良いものから入るべきと思っていますが、親切な対応に感心しました。どうやら触ったこともない感じの方だったので、サファリからスタートするのもありうるなぁと思います。(こういう応対は一見損でも、最後はリピーターになって得するんですよね。)

この万年筆は50本限定で、購入したEFは在庫が3つありました。3つとも見せてもらいましたが、まだら柄のわりに個体差はほとんど感じられません。せっかくなのでシリアルナンバーが一番小さい"3/50"を選びました。
お店の方によると、シリアルナンバー入りの製品のときは、番号指定の注文が多いそうです。問い合わせが多いのは"7"を筆頭に一桁の奇数なのだとか。ただ、この製品は字幅の種類と番号がランダムになっていて要望に答えられないといっていました。オマスに製作を依頼したとき、そろえてほしいと言ったが、そんなこと気にするなという反応だったそうです。
初回到着分も"1"からではなく、ばらばらの状態だったとか。 そんな中で"3"を買えたのはラッキーだったかもしれません。

購入した理由は、軸の美しさもさることながら、ニブに興味があったからです。
ニブには、ボローニャのアーケードがデザインされています。結構小さいニブで、オマスらしく細長い形をしています。
ただ、興味のポイントはそこではなく、通常品にないEFがあるということと、久保幸平氏によって調整が施されているということです。実際に書いてみると、EFでも国産のFより太い程度ですが、小さな日本語を書くにも不自由しない細さですし、どの角度で書いてもひっかかりを感じず、スラスラと書けます。このスラスラには結構感動しました。これが久保氏による調整の効果なんでしょうか。


それから、「わざわざ実物を見に来ていただいたので」ということで、予約購入者だけにプレゼントしていたというメモケースをおまけしてくれました。こういうものってわざわざ買わないけど、あると便利なんですよね。

箱は、イタリアのメーカーの中では小ぶりなほうでしょうか。

中には白いペンシースが入っていました。しばらくは使わずにしまっておきます。

今回の購入で、オマスは3本になりました。
写真奥が360コレクション(旧型)、真ん中がイタリア旅行時に購入したエモティカです。どちらも風変わりなモデルです。この二つに比べるとボローニャは小さく見えますね。

それぞれのペン先。左が360、中央がエモティカです。360は書き味こそ良いんですけど、何せ本体が大きすぎます。エモティカはチタンニブでグニャとした書き味です。仕事場ではささっと書きたいので、普段使いにはちょっと不向きなんですよね。
それに比べると、今回のニブは場所を選ばず使いやすいです。

良い買い物をした予感がします。
今後が楽しみです。

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