2011/06/27

DELTA Dolcevita Piston Filling が修理から戻ってきました

3月頭に壊してしまったデルタの万年筆が修理から戻ってきました。
丸善に修理見積もりをお願いしたのが3月上旬、下旬に連絡が入り、本国送りで4ヶ月かかるといわれましたが、約3ヶ月で帰還しました。

内部でインク漏れを起こしていた部分は綺麗になって帰ってきました。
万年筆って繊細な文房具だと思い知らされました。固めだったとはいえ絨毯の上に落としただけなのに…。ピストン式の万年筆は、壊れてしまうと自分ではどうにもできませんね。


修理費用は予告どおり6,300円でした。首軸と同軸の接合部分がずれていたと聞きましたが、"破損"といわれてしまうと罪悪感を覚えてしまいます。

高いものは大事に使わなくては。
今回は勉強代ということで納得しました。

2011/06/25

万双 シモーネ シングル天ファスナー ダークブラウン(2週間後)

2週間前に購入した万双のブリーフです。
経年変化が大きいミネルバリスシオを使っているということで、どう変わるか楽しみにしています。

いくらなんでも2週間とは気の早い話ですが、既に変化が始まっているように見えます。

とはいえ、まだ写真では伝わらない程度ですね。
よく見ると、擦れやすい部分には光沢が出てきていますし、全体に少し色が濃くなりました。


一方、細かい傷も増えてしまいました。地の色が出てしまう深めの傷も1ヶ所あります。
でもあまり気にならないですね。

どちらかというと、気になるのは型崩れです。思ったより柔らかいのでデコボコします。
今のところは時間をおくと元通りになりますが、この丸い感じが崩れてほしくないなぁ。

WILDSWANS SUITED M Natural

WILDSWANS の ブックカバー、Suited、バーガンディーに続けてナチュラルを購入しました。


これまで、WILDSWANSの製品は結構な数を購入していますが、ナチュラルは初めてです。
革好きな人からすると、経年変化で飴色になっていくのがたまらないのだと思いますが、そうなるのに時間がかかるのと、汚れが目立つので敬遠していました。

大分昔にBREEの財布を使っていたことがあります。
染色していない革製品はそれ以来ですが、真っ白ですね。
同じサドルアップらしいですが、染色されたものと比べると、質感は結構違う感じです。どうも使っている部位が違うようで、トラもまったく無く、本当に綺麗な革です。

さて、この手の革は事前に日焼けさせると良いそうです。これは店員さんにも言われました。
じゃあどれ位? というのがあるんですが、ブックカバーは他にも十分にあるので、時間をかけてみようと思います。上の写真は1週間窓際においた状態です。


 
1週間でも色は変わってますね。とりあえず、1ヶ月程度日に当ててみようと思います。
では、デビューのときに改めて。

伊東屋 ROMEO オイルキップ ブックカバー 黒

伊東屋 のオリジナル、ロメオの文庫サイズ ブックカバーです。
このシリーズが好きで、これまでに3本挿しのペンケース、を1つずつ購入しています。


茶系のブックカバーを立て続けに購入していますが、そろそろ黒も欲しくなりました。
モチモチと吸い付くようなキップはとても柔らかく、ブックカバーとしての使い方にあっていると思います。

裏地が張られているので、本の差込みもスムーズです。


大きさの調節はできないので、あまり分厚い本は入りませんが、とても大人っぽく見えますね。

2011/06/12

万双 シモーネ シングル天ファスナー ダークブラウン

ひさびさに仕事用のバッグを新調しました。
万双のシングル天ファスナーというタイプです。

私にとっては初の万双製品、アメ横のお店には何度か行ったことがあり、有名な(?)店長さんの話も聞いたことがあります。
他社製品を酷評する毒舌は好みが分かれそうですが、私は正直苦手。
良い製品を作っていて自信もあるんでしょうから、そこまで言わなくてもわかる人に売ればいいのに…、と思ってしまいます。

余談はともかく、仕事では、雑に扱えるTUMIBRIEFINGなどのナイロンバッグが中心です。

で、「そろそろ革鞄が欲しい」とむずむずしていました。
(過去にトライしたことはあるんですけどね。そのときは中途半端なものを買ってしまいました。)
でも、ダレスバッグなんて不釣合いだし、重くなるのはちょっと…、と慎重になっていて、なかなか決めきれずに過ごしてたんですよ。

で、最近になって革の種類を気にするようになり、経年変化が大きい革が楽しそうだ→ビジネスバッグならミネルバリスシオが良いかなぁと考えが進み、比較的お手頃で買える万双にたどり着いた感じです。
とはいえせっかくの高い買い物なので、自分なりに機能上の条件を設定していました。

いくつかの鞄を併用するので、容量についてはそんなに大きくなくていい。でも最低限入れたいものが結構あるので、あまり小さいのは不便。
革鞄といっても普段使いなので、かしこまったブリーフケースよりもカジュアルな感じにしたい。
あまり格好は良くないけど、通勤のことを考えるとベルトと底鋲は必要。
硬い革だと重くなるけど、自立できる硬さは必要、色はダークブラウン、などなどです。

前置きが長くなりましたが、そんな条件の中で決めたのがこれです。
オフに使うつもりはありませんが、角が丸くなっているのでカジュアルな感じにできていると思います。容量は十分です。
素材について、ホームページでは「シモーネ」と書かれていますが、ミネルバリスシオと同じようです。そして、革鞄にしては軽い、でも自立している。ベルトもついている。
ということで、ほぼ設定した条件はクリアしています。
上の写真は後ろ側、表との違いはポケットの有無ですね。

底鋲ありの条件もクリアしています。ただ、底が結構柔らかいので、中に下敷きをおいた方が良いかもしれません。

書き漏れていましたが、ハンドルが下に折れるのも購入条件でした。
下に向かない方が見栄えは良いんですが、こうでないと座って膝上に置くときに不便なんですよね。これもクリアできています。

今のところ、唯一気になっているのが内装です。ポケットの配置などは問題ないんですが、色がちょっと…。茶と黄色なので相性はよいと思うのですが、どうせ黄色ならもっと濃い色が好みです。さらにいえば、グリーンとかもう少し落ち着いた色が良かったです。
何しろ、この色は汚れが目立ちます。購入時点で、すでに下に溜まった埃が目立ってます。

ファスナーが下まで降りるのは機能的ですね。荷物をつめるときに口が大きく広がるのはありがたい。入っているものを探すのにもいいですね。

購入時の条件ではあるのですが、ベルトはどうしようか悩んでいます。
つけてみるとやはり格好悪い。何日かつけずに使ってみて、不便ならつけることにします。

経年変化を楽しみに購入した鞄です。しばらくはマメに変化の様子をアップしたいと思います。


でも、今は梅雨の真っ只中、最初のうちは天気を見ながら慎重に使って、少し経ったら傷を気にせずフル稼働させたいです。ある程度酷使しないと変化しなそうですし。

SLIP-ON ミネルバボックス 文庫判ブックジャケット キャメル

また文庫サイズのブックカバーです。こちらはSLIP-ONのミネルバボックス製。
先日、同じミネルバボックスのパパスショルダーでダークブラウンを選んだので、今回はキャメルにしました。

販売サイトにはいくつか種類があったんですが、今回はサイズ調節ができない一番シンプルなものにしました。太めの本が入るカバーは既にありますし、革を折り曲げるタイプだと嵩張るんですよね。
「いいな」と思ったのは、裏側にちゃんと布を当てていること。どれほど違いがあるのかわかりませんが、こちらのほうが使っていて綺麗に使えるような気がします。

キャメルという色は、私にとって馴染みがありません。学生のときに使っていたBREEのヌメ革以来かもしれません。

柔らかい革なので、本を入れるとすぐに馴染んでくれました。本の厚さに合わせるタイプではないので、太い本は入らないと思いますが、300ページ程度の本なら問題ありません。上下のサイズもぴったりです。


ミネルバリスシオでできたfuturoのブックカバーと。
同系統の革のはずですが、シボの有無で大分質感が変わるもんですね。

ほかのカバーに比べても良くできていると思います。それでいて値段は他より安い。
とても良いものを買えた気がします。

Renapur

いまさらながら、あちこちで良い評判を聞くラナパーを買ってみました。

これは100mlサイズのものです。
あまり大きいものを買っても使い切る前に古くなってしまうので、これくらいがちょうど良さそうです。
ホームページを見ると、「蜜蝋・ホホバオイル・ワセリン・ラノリン」でできているそうです。

概ね天然成分でできているケア用品の主成分と同じに見えます。ラノリンは保湿性に優れるけど使いすぎると革が柔らかくなってしまうと聞いたことがあるので、使いすぎに注意したほうがいいのかな。

この手のケア製品としては、
新喜皮革 Virgin Supplement Wax
CAPT.STYLE MUSTANG PASTE
Collonil PREMIUM DIAMANT
などを使っています。これらの中ではMUSTANG PASTEが一番ラナパーに近い感じです。ただ、MUSTANG PASTEは主成分がホースオイルです。

スポンジがついているのが意外に便利かも。

futuro ブックカバー(文庫本サイズ) fk-1002-S

最近、ブックカバーばかり買ってます。

以前はデザインとか作りの良さが関心が行っていたのに、最近、革そのものに興味が移っているのかもしれません。
ブックカバーって革を楽しむのにちょうど良い大きさで、値段もほどほどだから色々と使いまわせるのが楽しいです。

今回のカバーはfuturoというメーカーのもの。
ミネルバリスシオという革で、とてもがっしりしています。

とても肉厚な感じです。表紙を差し込む部分は革を折り返してあります。肉厚で硬めの革を折り曲げているので、結構ふくらみが出ます。

買った直後、浮かんでしまいます。

一晩、上に本を置いて押してみました。浮きはなくなりましたが、まだカチカチです。
硬いのはなじむのを待つとして、文庫サイズにしてはちょっと上下幅が大きいです。
使いはじめから簡単に差し込めるのはいいですが、もう2mm程小さいとぴったりなんですけどねぇ。

ちょっと紫がかったようなダークブラウン、作りの個性もあってワイルドな質感です。
変化が激しい革と聞いているので、使っていくのが楽しみです。

カバーばかりこんなに揃えてどうしよう。でも、次を物色したりしています。
主だった革のカバーを一通り揃えてみたいな。

PILOT ELABO FE-25SR-B(SF)

やや久しぶりの万年筆、パイロットの変わった万年筆、エラボーです。
万年筆好きの方々の評価がおしなべて高いのを見て、欲しいなぁと思っていました。

軸はオーソドックスというか地味というか、何と言うことはありません。黒だから余計に地味ですが、他の色もピンとこなかったんですよね。
金属軸なので少々重めです。さらさらと書く万年筆とは違うようです。

それはともかく、このニブが特徴。正面からだとわかりにくいですかね。

横から見ると婉曲しているのがわかります。
これでしなりが強くなり、強く書くと切り割りが開くので、日本語のとめはねが表現できるということです。
なるほど、パイロットの他の万年筆に比べるとやわらかいかな。でも、全般で比べるとそうでもないような気がします。
むしろ、通常の万年筆よりもペン先が前方に来ることの方が特徴的で、使いはじめに違和感がありますけど、慣れてくると面白くなってきますね。

失敗したなぁと思うのは細字を買ってしまったこと、とめはねが書ける特徴は、細字ではあまり感じられません。中字か太字でゆっくり書くと面白いのかな。

2011/06/04

ル・ボナー パパスショルダー 茶

神戸にある革製品のお店、ル・ボナーのショルダーバッグ、パパスショルダーです。
とても良い評判を聞いていたので以前から欲しいと思っていたんですが、思い切って買ってきました。東京で買えるのはC.O.U.だけのようです。直接行って買いました。

今日(土曜日)は午後から出勤予定、お店には11時30分頃に到着しましたが、開店は12時だった模様。「12時にまた来ます」と言ったんですが、店員さんが開けてくれました。
時間がないうえにお目当てが決まっていたので、物色することもなく奥にあるバッグのコーナーへ。

パパスショルダーには、茶、キャメル、グレーの3色がありますが、全色在庫ありとのことでした。
ただ、グレーはどちらかというとグリーンです(革の色名はグリージオ)。
ほぼ茶にするつもりで行きましたが、他の2色も捨てがたい。でも最後は初志貫徹で茶にしました。

使われている革はミネルバボックスという革、新品だとかなり強いシボが入っていますが、いずれツルツルピカピカになるそうです。
それにしても皺が多い。これはシボではなく皺に見えます。ちょっと気になりましたが、時間の問題と思います。

ベルト部分、布製ですが、表面には革が縫い付けてあります。ここは好みが分かれるところでしょうか。肩にかけたとき、見える部分が全部革だと短調な感じもします。でも大人っぽくなりますね。

さすがにしっかり作ってあるのがわかります。高いけどそれに見合うと思います。

中はグリーンのピッグスキン。気にせず使うバッグと思いつつ、汚くならないかがちょっと心配。
容量はどれくらいでしょうか。財布やら本やらを外出に必要なものを入れるのにちょうど良い大きさです。この大きさが購入の決め手でもありました。

ミネルバボックスは変化の早い革。これからが楽しみです。

GANZO fico ブックカバー(文庫サイズ)

最近ブックカバーづいていまして、これは4つめ。わたしにとって初のGANZOでもあります。

これは、GANZOの中でもリーズナブルと思われるfico(フィーコ)というシリーズのものですが、それにしても異様に安く2,000円で売っていたので購入しました。
現在のWebサイトに出ていないので廃盤品と思います。新品のようですが、少々傷があるので安くなっていたのかもしれません。


光沢のある革です。かなり薄く漉いているので柔らかさもあります。特別に良い革には見えないものの、特徴はグレーのようなブラウンのような微妙な色合い。こういう色味の製品を手にするのは初めてです。オレンジのステッチもあっていると思います。

左側のつくりは、結構見かけるタイプです。本の厚みにあわせて調節できるようになっています。

ロゴ、ちょっと見えにくいですかね。

本を入れてみるとこんな感じ。厚みを調節できるのはいいんですが、革を折り返すのでどうしてもふくらみができてしまいます。

一番感心したのはこのしおりです。WILDSWANSのSuitedにもついていますが、Suitedの場合、ちょうど中央にしおりが来るので、本にはさむと革がよじれます。
GANZOの場合、しおりが側面に来るので、よじれずに挟めます。
華奢な感じの革なのでガシガシ使うイメージではないんですが、なにしろ安かったので雑に使ってみます。