2010/07/26
OMAS 360 Collection Black (旧型)
初めての中古万年筆です。
オマスのいうイタリアのメーカーのもので、360 コレクションというシリーズです。
最近モデルチェンジがあったようで、これは前バージョンになります。
定価からするとものすごく安かったので期待はしていませんでしたが、十分と思える部分と値段からして仕方ないなと思えるところがありました。
まずはモデルそのものについて。
最近になって新しい代理店ができたらしいですが、メーカー自体はLVMHグループに吸収されているようです。
最大の特徴は三角軸、書くときにしっかり握れる良いアイデアだと思います。
ただ、あまりの大きさにびっくり。実物を見ないで買ったので仕方ありませんが、これは持ち歩くサイズではないですね。
(そもそも、この万年筆が入るケースがありません。純正品も見当たらないし、どうしようかな。)
一応比較します。上がAuroraのOptima、下がMontblanc 146です。
画像だと伝わらないかもしれませんが、本当に大きな万年筆です。
書くときにキャップをはめるととんでもない長さになります。
とはいえ、実はキャップがうまくはまりません。中古だからなのか、そもそもなのか。
いずれにしても、キャップははずして書くことになります。ただ、万年筆自体はとても軽いです。
ペン先は18金、他にないユニークなデザインです。これはすごく気に入りました。
好みと違うMニブですが、そんなに太くありませんし、柔らかくて書きやすいです。
以前に購入したまま使っていないオマスのグレーインクを使おうと入れましたが、あまりに色が薄いので、スティピュラのダークブルーに変えました。書くと黒青から青黒へ変化する大人っぽいインクです。
さて、初めての中古品なので、中古ならではの問題点を…。
①軸の細かいキズ
これは仕方ないと思っています。多少のキズは気になりましたが、いずれはついてしまうし。
②一部欠けている
うーん、これは痛い。小さい欠損ですが一部が欠けて奥が見えてしまっています。
③ペン先のメッキが一部はげている
前の画像でわかるかもしれませんが、金メッキの部分が一部はげています。これも仕方ないか。
④ピストンがギチギチ
ピストン吸収式なんですが、ピストンがものすごく硬い。
まわすときにギチギチした感じで壊れそうです。オイル挿したりできるのかな。
当然、正規の箱もありませんでしたが、丁寧に包装してくれてました。
本体も綺麗に洗浄されていることがわかりましたし、親切なお店だと思います。
KINGDOM NOTEというお店です。有名なんですよね。
しかし、この万年筆、面白いんだけど長く愛用できるだろうか。
ちょっと心配です。
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2 件のコメント:
いきなりですいませんが、この記事の下から3番目の写真で、軸の一部が欠けて云々とある処について、これは吸入ノブをセットするためにわざわざ穴が開けられているのです。
傷ではありません。
二右衛門半様
はじめまして、いつもブログ拝見させていただいております。
割れたような穴に見えたので、欠けているのだと思っていました。
傷ではないんですね。勉強になりました。
ありがとうございました。
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