2012/07/22

Rohrer&Klingner ボトルインク Salix

ローラー&クライナー社のインク、サリックスです。
このメーカーのインク、以前にヴァーディグリーズとパーマネントブルーを購入していますが、緑系インクが好みからずれてしまい、パーマネントブルーも書いた瞬間の色が鮮やかすぎて好きになれませんでした。
そのときから今回のサリックスの存在は知っていましたが、「没食子インク」というのがよくわからず、怖いので避けていました。
わからないまま書いていますが、酸化第二鉄がたくさん含まれているそうで、空気に触れた瞬間に酸化が進んで色が濃くなるようです。そのせいなのか、匂いも独特です。
別のサイトでは、エボナイト芯のペンとは相性が悪いと書かれていました。普段ペン芯の素材まで気にしていないので、使う万年筆には注意が必要かもしれません。

書いてみると、とても好きな色合いです。書いた瞬間は、プラチナの顔料ブルーを濃くしたような感じで、そのうちブルーブラックに変化します。
やや青寄りのブルーブラックでしょうか、濃淡の程度がちょうど良く、柔らかな色合いです。
久しぶりに良いインクに出会えたような気がします。

MAISON TAKUYA ペンシース(クローズタイプ) 鰐革 ブラウン/グリーン 2本差し M

メゾンタクヤの2本挿しペンケース、なんと鰐革です。ただし、クロコダイルではなくアリゲーターだそうです。
もともと、キングダムノートさんで86,100円の商品でしたが、アウトレット品で17,220円まで下がっていたので、買ってしまいました。
以前購入したWILDSWANSのクロコPALMに比べると、ちょっと乾いた感じの革質、高級感では劣るかもしれませんが、十分に存在感があります。

3本挿しがあればベストでしたが、安くなっていたので文句は言えません。またサイズがMなので、149のような大型万年筆は入らないようです。

で、手元にあった中型の万年筆を入れてみました。割と長めのケースなので、一番下まで入れると取れなくなりそうです。
また、ものすごく硬いです。使っているうちに柔らかくなると信じたいですが、現状では、一度入れると取り出すのが大変です。

箱は別の製品と共用なんでしょうね。中身に対してとても大きな箱でした。

ついでに、今使っているケースを並べてみました。他にも仕舞ったままになっているものがいくつかあります。さすがに買いすぎだなぁ。
でも、ペンケースって簡単に気分転換できるので良いんですよね。

avenue-d 職人が作るブッテーロレザースリーブ for iPad2 / iPad(第3世代)

アベニューディーというメーカーのiPadケースです。
先日iPadを購入した際に、純正のケースを買いましたが、角が手にあてって痛いのが気になり、また、嵩張る感じがしたので、早速新しいケースに触手が伸びました。


このメーカーの製品を買うのは初めてです、販売サイトを見ると、アップル社の製品に特化してアクセサリを作っているようです。 iPadのケースって斜めに置けるよう工夫されているものが多いですね。確かに便利なんですが、無くても使えることがわかってきたので、とにかくコンパクトなものを探しました。上の写真はiPadを入れた状態。ここまで薄く収まれば希望通りです。

薄型ケースの中でこれに決めたのは、アッパーにブッテーロを使っていること、この革ならもっと色のバリエーションを増やしてほしいところですが、黒なら間違いないと思います。
購入当初はブッテーロ特有の匂いが気になるものの、これは数週間でとれるでしょう。

一点気になるのは、コバの処理が甘いこと。実際にはほとんどきりっぱなしです。
「職人が作る」という謳い文句からすると、ちょっと残念です。価格からして仕方ないのかな。
せっかくなので、自分で磨いてみようかと思います。

JALAN SRIWIJAYA セミブローグ

ジャラン・スリウァヤというインドネシア製の靴です。
国内登場時からコストパフォーマンスがよいということで話題になったいたメーカーです。

まじまじと見たことはなかったんですが、セールで15,000円になっているのを見て買ってしまいました。もともと3万円の靴で、それでも安いわけですから、半額なら「買い」だろうと。
箱がついていませんでしたが問題なし、シューツリーは家であまっていたものを転用することにしました。

いまではいろいろな型を出しているようですが、これはおそらく初期型でしょう。キャップや踵がとても大きく、見た目にやや古臭いデザインだと思います。

製法はグッドイヤーで、実際には九部仕立てだそうです。
九部仕立ての靴なんて選択肢にありませんでした。履き心地がどう違うのかわかりませんが、この値段で手作業の時間を増やしているのはたいしたものですね。

一番期待しているのは、デュプイのカーフを使っていることです。他のメーカーで、黒は別メーカーのボックスカーフで、それ以外はデュプイ、というのを目にすることがあります。
同じデュプイでもグレードは様々だと思いますが、キメの細かい良い革のように見えます。

手書きっぽいですがプリントです。

底は半カラスになっています。よく見ると雑な感じもしますが、底面なので気にしません。
踵がもう少し小さくなると格好良いと思うのですが…。

最近は微妙な天気が続いているので、まだ降ろさずにいます。
間違いなく雨が降らない日までじっと我慢です。

靴磨き

7月の3連休中に靴磨きをしました。
まとめて磨くのは昨年末以来、半日がかりになってしまいました。
改めて見ると、5年以上経過している靴は傷んできてますね。履けないわけじゃないですけど、限界が近づいている靴がちらほらあります。
上の写真は磨き終わったところ、比較的新しい靴が写っているので、まだまだ現役です。

こちらはクリームを塗ってしばらく放置しているところ。最近は、面倒がってポリッシュまですることは滅多にないです。クリームを塗った後、半日ほど放置してブラシでクリームを落とすようにしています。

iPad Wi-Fiモデル 64GB MD330J/A

もう2週間前ほどになりますが、iPadを購入しました。
会議で上手に使っている方がいて、ほしくなってしまいました。

使っているiPhoneがブラックなので、今回はホワイト。
イメージする使い方からするとWi-Fiモデルで十分なので、会社帰りに銀座のAppleストアで買ってきました。

これは第3世代なので、Retineディスプレイを搭載しています。第2世代は横目で見ただけですが、とても発色のよい画面です。
どんなアプリを入れるかは研究中です。いくつかのストレージを使っているので、それを扱えるものと、ライティングソフトだけ入れています。

自宅なら、メインPCに入れている音楽ファイルをシェアできるし、本も読める。便利になってきましたね。

とりあえず、すぐに使いたかったので、Appleストアで純正のケースを購入しました。
ただ、結構かさばるし、作りのせいか、手に触れる部分が角張っていて痛いです。
使い方が見えてきたら別のものにしようと思います。

銀座から有楽町まで歩き、ビックカメラでアクセサリを購入。こちらはフィルムです。後で見てみると、フィルムにも良し悪しがあるようですが、これは斜めからは見えなくなるタイプ。
iPhoneでの使い勝手が良かったので、高価ではありましたが張りました。せっかくのRetinaディスプレイは台無しですが…。
 
スタイラスは、あえてゴム製をさけ、プリンストンから出ているJot Proというペンにしました。
ペン先にプラスチックの円盤でついています。
スタイラスペンにも良い悪しや好みがあるようですが、結果的にはこれで正解でした。
上で書いた覗き見防止フィルムが結構肉厚で、ゴムのペンだと認識しづらいのです。先端がプラスチックなので、コツコツ音がしてしましますが、これじゃないとまともに使えませんでした。

これから使い方を勉強していきます。

2012/07/01

Panasonic LAMDASH ES-ST23-W

 
久しぶりに電気シェーバーを新調しました。
これまでもらい物をは10年以上使っていましたが、充電池が寿命を迎えたようで動かなくなってしました。

もともと髭が薄く、出勤前にちょっと使う程度なので知識がありません。剃れれば何でもという感じではあったんですが、ほどほどの価格で人気のある機種ということでこれにしました。


まるでガンダムみたいです。男性しか使わないものだから、意識的にメカチックなデザインにしているのではないでしょうか。
本体もですが、プラスチックのカバーも未来的な感じがします。

正直なところ、他機種のことを知らないので評価できませんが、風呂場でも使えるそうです。

カバーを空けたところ。以前に使っていたものに比べると、刃が肉厚な気がします。結構モーター音が大きいのが難点でしょうか(それともこんなものなんでしょうか)。

当分はこれで大丈夫でしょう。

2012/06/30

AURORA Land of Asia M

この2ヶ月ほど忙しくて更新していませんでしたが、今週末で一段落したので、これまでに購入したものを連続してアップしています。
その中ではこれが最後、 アウロラのランド・オブ・エイシアです。
現在も続いている(?)アウロラの大陸シリーズ、アフリカに続く第2弾として発売されたアジア版です。


アジアといっても広大ですがモチーフは東洋文化らしいので、軸の緑と茶の組み合わせは竹林のイメージですかね。アフリカ、アジアのほか、エウロパ(ヨーロッパ)、アメリカとシリーズ化されている中では一番個性的な色合い、目立ちますが地味な配色なので仕事場で使っても大丈夫だと思います。

緑色の万年筆としては、ペリカンのM300M101Nを持っていますが、マーブル模様は初めてです。ペリカンの無骨な感じもいいですが、こういう華やかなな万年筆は持っているだけでも楽しめます。
写真だと見えにくいかもしれませんが、茶色の部分は透き通っていて、中の構造が一部見えます。


東洋文化がモチーフですが、特に仏教文化を中心にしているようです。写真は扇とブッダ、そのほかも蓮の花と仏塔の刻印があります。

発売本数は7,500本だそうです。限定といっても結構な数ですね。

軸の模様とニブの素材を除けば、基本的な仕様はオプティマと同じです。
インクはピストン吸入式、アウロラオリジナルのリザーブタンクがついています。

天冠についているのはグリーンジェイド(翡翠)だそうです。

通常品が14金なのに対し、こちらのニブは18金です。
Mにしたので少し太いかなと思いましたが、固いので太くは感じません。国産のMと同じか少し細いくらいだと思います。今はアウロラのニブが一番好きです。

ペン芯はエボナイト製、ここにMの刻印が入っています。


アウロラ製品は、自分が主力にしているペンの中でも特に登場率が高いメーカーです。
左からアメリカ(ボールペン)、エイシア、オプティマ、88、いずれも常にインクを入れています。
歴史のあるメーカーですし、コレクターにとってはメジャーですが、もっと有名になっても良いブランドだと思います。

ケース、やはりアジアってこういう落ち着いた印象なんでしょうかね。箱に描かれているのは万里の長城です。

軸色に合わせた緑色の箱、合皮でくるんであります。

前からほしいと思っていた万年筆で、割と手ごろな価格で新品を購入できました。
いつか大陸シリーズをそろえられたら…。

Pelikan Edelstein TANZANITE

ペリカンの高級ラインのインク、エーデルシュタインの新色、タンザナイトです。
この前に紹介したプライベートリザーブのインクもタンザナイトという名前でしたが、両者の色合いは大きく違います。
プライベートリザープはほぼ紫色、こちらは"ブラックブルー"です。ブラックブルーというのはペリカンのサイトにかかれた表記で、確かにそのとおりの色、黒と青なら黒が強い感じがします。

完全な黒インクは濃淡がなくつまらない気がして使いませんが、これはとても使いやすい上品な色です。モンブランのミッドナイトブルーをさらに黒に近づけたような色合いだと思います。
エーデルシュタインはサファイアに続き2瓶目、 高いインクなので全色そろえたりはできませんが、色合いやインクの濃さなどがちょうど良く、品の良いシリーズだと思います。

1,000円位で変えるなら全色そろえてみたいんですけどねぇ。

Private Reserve Ink インクボトル Tanzanite

プライベートリザーブというメーカーのインク、色はタンザナイトです。
このメーカー、万年筆が好きな方には知られていると思うのですが、一般的には取り扱い店舗も少なく、マニアックな類ではないでしょうか。

色見本を見ると奇抜な色が多いので、好みが分かれるのではないかと思います。
今回購入したタンザナイトは、青紫色の宝石の名前です。インクの色としてははっきりした紫の印象で、青はそれほど感じません。
去年購入した丸善の日本橋紫ほどに鮮やかではないですが、それなりに使う時や場所を選ぶ色です。他人に見せる文字には使いにくいかもしれません。

プラチナ万年筆 #3776 精進 細字

プラチナ万年筆の新3776シリーズ、精進です。
7月1日発売となっていましたが、通販ではそれ以前から買えるようです。

新3776ニブのお披露目になった本栖に続く富士五湖シリーズ、本栖がとても良い万年筆でしたので、今回も大いに期待して購入しました。
精進も本栖に同じくスケルトン仕様で、本当にきれいな姿をしています。


何度か登場させている新型の#3776ニブ。この扁平な独特の形は、なんとも古臭い形に見えますが、書きやすさは間違いないです。
本栖で太字を購入し、Centuryは中字でしたので、今回は細字にしました。3776ニブは細字で進化を発揮するという方もいるようです。特段のすごさは感じませんが、とても使いやすいニブだと思います。


精進の特徴のひとつで、クロムメッキ仕様のコンバーターがついています。
本栖のときから、コンバーターの色が他と合わないことを気にしていましたが、同じような意見が多かったのでしょう。やはり、ニブやクリップと色がそろっているほうがいいですね。


2番目の特徴は、スケルトンといっても完全な透明ではなく、うっすらと青味がかっていること。
写真は上が本栖で下が精進です。きわどいですが違いがわかるでしょうか。並べてみないと気づかないくらいのうっすらとした青で、とても良いと思います。真っ青な透明軸のペンはたまに見かけますが、自分の好みからは大きく外れていました。でもこれは湖らしさが表現されていると思います。


3番目の特徴は、インクが乾きにくくなるスリップシール機構なんですが、インナーキャップに富士五湖の名前がプリントされています。閉めるときにインナーキャップが回転するところがわかるようにする仕組みだそうですが、デザインとしてはいまいち、安っぽく見えてしまい、ここだけは好きになれませんでした。

ケースも特段上質なものには見えないものの、スマートなデザインで好きです。基本的には本栖のときと同じですけどね。

新3776ニブは使いやすくて値段が手ごろなので、ついつい買ってしまっています。
左から、本栖、精進、ブルゴーニュ、センチュリーです。こうやってみると、やはりスケルトン軸のほうが好みですね。