2011/01/28

Graf von Faber-Castell Classic Pernambuco F

ファーバーカステルの万年筆です。
学生時代からこのメーカーの製品って格好いいなと思いつつ、あまりに高くて手が出ませんでした。
今でも高価な万年筆に変わりはないですが、今回は60%オフ位で購入できました。
ようやく買えたという思いです。

この万年筆の特徴は、同軸にペルナンブコというブラジル産の木材を使っていること。
ヴァイオリンの弓に使う木だそうです。

万年筆に使うくらいだから、もっと目の詰まった木を想像していたんですが、意外に軽い肌触り。
一見すると脆い感じがしてしまいます。大丈夫でしょうか。

見てのとおり、キャップが大きく重いので、実際には後ろへ挿さずに使うほうがよさそうです。


いかにもこのメーカーらしい豪華なキャップ。指紋がつくので触るのを躊躇ってしまいます。
かつてはシルバーコートだったのが、現在はプラチナコートになっているようです。以前のシルバー製をあえて探す方もいるようです。

ニブには大きな紋章が入っています。値段の割りに小さいニブですが、格好いいです。
Fにしたんですが、海外製にしては細い字が書ける印象です。
(自社製ではないそうですが。)

インクの吸入はコンバーター式、このコンバーターも定価で買うと異様に高いんですよね。

箱も木製です。いままでに買った万年筆で一番気に入っています。

ドイツ製の万年筆の箱は割と小さめですね。イタリア製だとやたらに大きかったりしますが。

使っていくうちに木の感じも変化してくるんでしょうね。楽しみです。

2011/01/26

PILOT Custom 845 中字

パイロット のフラッグシップ、カスタム845を購入しました。
なんともオーソドックスなデザインですが、クリップの形状やリングのデザインはパイロットのものですね。

大きい万年筆ですが、フラッグシップと聞いてイメージする巨大な感じはしません。割と細身なので長く見えます。

この万年筆の特徴のひとつは、漆塗りであること。
パッと見はブラックレジンですが、手にするとしっとりしているような気もします。
中の素材はエボナイト、漆塗りもエボナイトも私にとっては初めてです。そのせいなのか、軽い感じがします。


もうひとつの特徴がニブ。パイロット製は多くが14金ですが、このモデルは18金。サイズは15号です。先のとがった形状は好みに合います。


左はCustom Heritage 92の14金 5号ニブのF、右はCustom 823の14金 15号ニブのFです。
デザインはどれも同じですけど、845はバイカラーになっています。

実は、パイロットのニブは好きなのに、Fは細すぎてカリカリするのが馴染みませんでした。
ということで、今回はMを選択、正解でした。印象が大分違いますね。

中にはコンバーターが入っています。パイロットのプッシュ型コンバーターですが、845用の特別なもののようです。
インクは、先日購入した色彩雫 朝顔を入れました。でも、ちょっとフローが良すぎです。もう少し渋い方が好きかな。

外箱のデザインは、他のパイロット製品と共通。

内側の箱は豪華仕様です。

中に鎮座しています。大分スペースを大きくとっていますね。

やっぱり、書くことを考えると日本製がいいのかなぁ。Fニブばかり使っていたせいで好きなのに苦手なパイロットでしたが、これは愛用品になりそうです。

2011/01/23

SECTION & NIB FLUSHING BULB

シェーファーの古い万年筆を購入したイギリスのサイトに、以前からほしかったものがあったのでついでに買いました。
万年筆のニブを洗浄するときに使うポンプです。

サイトに出ている写真とは使い方が違うのですが、穴が結構小さく固めなので、カートリッジの後ろを切り取って挿してみました。

コンバーターで水を出し入れするのって面倒なんですよね。これがあれば簡単に掃除できそうです。

SHEAFFER ヴィンテージ万年筆まとめ

それぞれは紹介済みですが、今回、eBayでシェーファーの万年筆を3つ落札しました。
上から、
シェーファーの万年筆がほしいと思っていたものの、現行品に惹かれるものがありませんでした。
古い万年筆にも興味がありましたし、値段も手頃だったので入門編のつもりで購入しました。

で、今日エアメールで届いた実物を見てややびっくり。思っていたより小さい万年筆でした。
3本のシェーファーをはさんで、ペリカンの M300M600 を並べてみました。
M300の小ささを知っている方であれば、およそサイズが想像できると思います。

手持ちは大きいサイズの万年筆が多いので、余計にかわいくらしく見えます。

ニブを並べてみました。左から茶縞の500、クラフツマン、ミリタリークリップです。
シェーファーは固いと聞きますが、実際はどうなんでしょうね。
インクを入れずに書いてみた感覚では、真ん中のクラフツマンはガッチガチです。

だいたい、ペリカン M300のニブと同じくらいのサイズです。

胸ポケットに入れて使う、実用ありきの万年筆なんでしょうね。

SHEAFFER 500 Lever Fill (1942年製)

シェーファー3本目、茶縞が綺麗な1942年製の万年筆です。
同じ500でも、先に紹介したミリタリークリップより一回り小さいです。
43英ポンド(6,000円弱)で落札しました。

70年前のものなので軸はくすんでいますが、大人っぽい縞柄です。

社名の刻印があります。無骨な感じです。

短めのクリップがかわいいです。

14金のFニブ、バイカラー仕上げになっています。

ゴムチューブにインクを入れるレバーフィラーという機構、今でもあるんでしょうかね。

SHEAFFER 500 Military Clip Lever Fill (1941年製)

先に紹介したタッチダウン式に続いて、シェーファーのヴィンテージ万年筆です。
購入先の紹介では、「500 Balance」とあります。

落札価格は46英ポンド(6,000円位)でした。

黒軸のシンプルな万年筆です。製造から70年も経っているので、さすがに軸は傷だらけです。


レバーフィラーという吸入機構、初めて見ました。
軸内にゴムのチューブが入っていて、レバーを持ち上げチューブをすぼませてインクを入れるようです。ゴムのチューブは新しいものに交換されています。


かわいらしいのが、このミリタリークリップ。後ろから天冠をまたぐようにクリップがついています。
少々ぐらついていますけど、古いので我慢です。


ニブは14金、「5」というのは5号ニブということか。太さはFとのことです。
見えづらいですが、「Feather Touch」と書いてあります。
インクは入れていないものの、割と柔らかさを感じます。

SHEAFFER Craftsman Touchdown (1950年製)

シェーファーの古い万年筆、1950年製のクラフツマンというそうです。
(販売元の情報なので、どこまで正確なのかはよくわかりません。)

eBay経由でイギリスのお店から落札、19ポンド(2,500円位)でした。


わたしにとっては初めてのシェーファーで、初めてのヴィンテージ万年筆でもあります。
(購入価格は相場からしてどうなんでしょう? 実は3本まとめて購入したので、残る2本も別で紹介します。)


60年前の万年筆、さすがに傷だらけです。


軸の中央に社名の掘り込みがあります。


インクの吸入機構は、シェーファー独自(?)のタッチダウン式。
空気圧を使う仕組みのようです。

分解するとこんな感じ。古い万年筆となると機構の劣化が心配ですが、すべて交換済み。
購入したお店では交換部品も別売りされていたので、信用して大丈夫ではと思っています。


ニブは14金、「33」という刻印があります。
インクを通していないのでわかりませんが、太さはFだと書いてありました。
筆記感はがっちりと固そうです。

しばらくは観賞用、いつ使おうか。

PILOT ボトルインク 色彩雫 朝顔

 




PILOTのインク、色彩雫(いろしずく)シリーズの朝顔です。
私物では、紫陽花山葡萄に続いて3色目になります。

朝顔と紫陽花は同系色ですが、朝顔の方が色が濃く、より青が強いです。
持っている中では、モンブランのロイヤルブルーウォーターマンのフロリダブルーに近いでしょうか。

今注文しているPILOT製の万年筆に使うつもりです。

箱はいつものとおり。

銀座 ひら井

土曜日は人間ドックを受けるために銀座の病院へ。
朝一から受診して11時くらいに終わったので、新しくなった三越などを覗いてから、久しぶりの鰻です。
大好きなひょうたん屋はお休みなので、初めてのお店へ行ってみることにしました。

一品料理も充実しているお店でしたが、迷わずうな重を注文。
薄味の上品な鰻でした。ただ、ご飯の炊き方が好みと違って柔らかめ。
好みなので良し悪しではないと思いますが、たれが絡むことを考えると、もう少し固めの方が…。

ちょっと奥まったところにあるので、初めてだとわかりにくいかも。

CIPIN ガラスペン

伊東屋で、CIPIN というドイツ製のガラスペンを買ってきました。

初めてのガラスペン、先日、ダイアミンのインクをたくさん買いました(少量版オニキスブラック)。
どんな色なのか試してみたいけど、いちいち万年筆に入れて試すのは面倒、ということでガラスペンを使ってみることにしました。


らせん状に溝が入っていて、そこにインクが溜まる仕掛けなんですね。
思ったよりしっかりインクがのってくれるし、ややカリっとした筆記感も好きになりました。
なにより、水で軽くゆすげば元に戻るので、新しいインクを試すのにうってつけです。

ガラス本体のデザインによって価格も様々でした。仕事場で使うのは難しいので自宅使いです。
 
工芸品のようなペンなのに、箱やロゴのデザインは現代的です。