2012/02/04

Senetor President F

セネターというメーカーの万年筆、プレジデントを購入しました。(eBayから)
いまでもメーカーは残っていますが、籍はアメリカに移って比較的安価な筆記具に特化しているようです。

 
新品があればと思いましたが、現存するのかもわからず中古品を購入しました。
傷らしい傷もなく、状態の良いものでよかったです。

結構マニアックな万年筆だと思いますが、好きな方の間では有名なようで、いつも拝見しているブログなどで取り上げられているのがきっかけでした。
私自身はある程度固い書き味が好きなので、通の方が好む柔らかいペン先が合うか悩んでいました。しかし、それを払拭するほどに高い評価ばかりなので、ついつい興味が先走ったというのが正直なところです。


姿からしてどうしてもモンブランのマイスターシュテックと比べてしまいます。
すると、どうみても安っぽいです。そもそもの値段が違うので仕方ないんですが。
ただ、見た目以上に違いは軽さにあります。事前に書かれている方の記事で知ってはいましたが、手にすると本当に軽いですね。これは筆記量が多い私にはうれしいです。


ピストンフィラー式で、マイスターシュッテックと同じようなインク窓があります。
ただ、モンブランと違ってインクをいれてもインクが窓につきません。中にもうひとつ筒が入っているようです。

こちらがペン先。どうやら14Kと18Kがあるようです。 購入したのは14KのF。Bはかなり太いと書かれている方が多かったので、実用を考えてFを探しました。18Kは見つけられませんでしたが、14Kで十分です。
実際に書いてみると、思っていたほど柔らかくないです。カリカリするほど固くもないし、ちょうど良いくらいです。ややペナペナした感じというか、板が薄いような感覚がありますね。

大型の万年筆ということで、セーラーのキングプロフィット(左)、マイスターシュテック 149(右)と並べてみました。 3つの中ではセネターが一番短いです。太さも149に比べれば細いので、大きさで見るなら146に近いかもしれません。


こちらはペン先。左右のペン先は本当に大きいので、それに比べると小さく見えますね。実際にはセネターのペン先もかなり大型なんですが。

サイズが大きいこともあって、普段使いにせず「年賀状で活躍」と書かれている方も複数お見掛けしましたが、このサイズと書きやすさなら普段使いにできます。
ここ1ヶ月ほどメインで使っていて、今のところ快調です。珍しい万年筆を使っているという満足感も得られるし、 面白いものを買えたと思います。

3 件のコメント:

ペリカン堂 さんのコメント...

私は随分以前にヤフオクで新品のセネタープレジデントFを購入しました。

e-bayであったとは驚きです。価格が興味あるところです。WAGNERスペシャルはBのみです。調整すると太くなるのでFで国産M~B程度あるでしょう。

私はこれとMontblanc146、149で決まりというくらい好きな万年筆です。

kazan さんのコメント...

ペリカン堂様

コメントありがとうございます。ペリカン堂さんが書かれている紹介ページを購入時の参考にさせていただきました。

私が購入したFはそれほど太くないです。海外製万年筆の平均的な細字程度だと思います。

野暮ったいデザインが目に留まるようで、何人かの同僚から「何これ?」と聞かれました。良くも悪くも目立つ万年筆のようです。

eBayでの購入金額は420ドル、送料込みで35,000円位でした。状態にもよるのでしょうが、相場に比べてどうなんでしょうか。

ペリカン堂 さんのコメント...

お値段、私の購入額もそれくらいだったかもしれませんが、記憶がはっきりしません。

ただ、本数がまとまって注文したWスペシャルはかなりお買い得価格だったので、ちょぴり早まったかとも思いましたが、BでなくFが入手できたのでよしとしました。

書き心地は素晴らしいし、手持ちベスト3に入る万年筆だと思います。