2012/03/15

MONTBLANC Meisterstück 149 1985年 F


モンブランのフラッグシップ、マイスターシュテック 149です。
私にとって2本目の149、今回は中古品を購入しました。2010年に購入した149 は現行仕様で、こちらは前の持ち主さんが1985年に購入されたものです。


外観は現行仕様と同じ、クリップの色合いなども全く変わりません。

Webで購入したため現物には触れませんでしたが、「超美品」との謡い文句が。
さすがに「超」というのは誇張かなと思っていましたが、届いてみると全体に細かいスレ傷が入っています。大きな傷はないものの、ペンシースに入れるなどはしていなかったんだろうと思います。

こちらはインク窓。購入時にはインクが入ったままでした。売主の方はあまり知識がない方なのかもしれません。

左が現行品、右が今回購入の149です。繰り返しになりますが見た目には同じ、存在感があります。

見た目で唯一異なるのがペン先のメッキ。現行品は内側も金色ですが、こちらは外側だけで内側はシルバー一色、現行の146と同じ配色です。

すでに持っている149をもう一本購入することにしたのは、突然のインク切れに悩んでいたからです。購入当初から純正インク(ロイヤルブルー)だけを使ってきましたが、書いていると急にインクが出なくなることがあります。また、書き始めにも同じ症状が出ることがあります。
以前から一度見てもらおうと思ってはいるものの、面倒で後回しにしています。

字幅はF、持っている149と同じです。ペン先の形も綺麗で、ちょっとザラつく感じなども現行品と変わらないように思います。

ペン先が少々下を向いている気がしないでもありません。中古品なので元々の形なのかどうかがよくわかりません。

先ほど書いたペン先の配色の違い。現行の配色は発売された当初と同じだそうです。

ペン芯の形も違います(左が現行品)。今回購入のペン芯はエボナイト製らしいです。インク切れしないことを祈ります。

同封されていた説明書と保証書。1985年12月16日の手書きサインが入っています。

なんともレトロ感のあるケース、意外に安っぽく見える?

書いたときの軸の太さや筆記感はとても気に入っているので、インクの問題だけなんとかなってほしいです。フローの良い他メーカーのインクを入れるか悩みますが、しばらくは純正インクで粘ってみます。

2012/03/13

Manhattan Portage 1604 Woodland Camo

マンハッタン・ポーテージというメーカーのメッセンジャーバッグです。
通販で安売りしていて何となく買ってしまいました。


カモフラージュ柄って、私にとっては貴重です。
大きさが手ごろで使いやすいです。また、マチが大きいので、買い物で手提げ袋が増えたときには結構な量が入ります。自転車で買い物に行ったときに便利かなぁと。
ただ、革製品に比べて布のバッグはコシがないので、中に入れたものがガチャつくのは難点です。
革のバッグと比較しても仕方ないですが。

2012/03/10

プラチナ万年筆 #3776 黒漆 太字

プラチナの古い万年筆です。玉川高島屋の伊東屋で購入しました。
ショーケースにプラチナのコーナーができていて、何かなと思ったらデットストック品ばかりを並べてありました。これはその中にあったものです。

店員さんによると25~30年位前のものだそうで、倉庫に残っていた新品とのことでした。価格は15,750円です。
ショーケースには「#3776 黒漆万年筆」と書かれていました。ただ、ネットで検索してもあまり情報がありません。いくつか見かけたものを総合すると中古で1万円位のようですから、新品で1.5万円はさほど高くないように思います。

好みからするとちょっと細いかなぁと思いつつ、クリップのデザインが面白くて購入しました。
モチーフにしているものがあるとか、何かしら意味がありそうです。

もうひとつの特徴が漆塗りであること。
古いからでしょうか幾分曇ってます。漆塗りについてはまったく知識がありません。
使っていくうちに光沢がでるものなんでしょうか。

キャップは嵌合式なのでねじ切りはありません。なかなかスマートなフォルム、シンプルで良いです。

ペン先は通常の3776ニブ、Web上では旧式の丸いニブがついている同製品を見かけました。
店員さんに聞いていないので不確かですが、ペン先を現行品に差し替えているのかもしれません。

。書いた感じは申し分なし今の私には3776の太字が一番書きやすいです。

ペン先を差し替えているのかもしれないと思うのは、ケースが現行品だったからということもあります。一応、カードに伊東屋の印をおしてくれましたが、「古い商品なのでメーカー保証がつきません」とのことでした。

2012/03/03

Onoto Magna Classic Stripe F

先に限定インクのことを書いた丸善日本橋店の第3回 世界の万年筆展で、私にとっては大きな買い物をしました。オノト マグナ クラシックの復刻版です。

オノト と言えば、夏目漱石が使っていた万年筆として有名です。「余と万年筆」の中に丸善で売られている万年筆のことを聞くやり取りが出てきます。丸善がこの万年筆を扱うのはその縁からなんでしょうね。昨年も同製品の波模様が入ったモデルが出ていましたし、140周年記念の夏目漱石モデル(こちらは国産)というのもありました(確か3本限定で140万円!!)。

この万年筆、Webサイトでの告知で見たときにちょっと興味を持っていたんですが、買うつもりではありませんでした。 で、実物を見たらなんとも渋くて格好良く見えてしまい、50本限定の響きにつられて買ってしまいました。

このペンのオリジナルは1937年に発売されたそうです。当時この万年筆を作っていたのはイギリスにあるデ・ラ・ルーという会社、 この会社は今でも創業当時のまま印刷機器のメーカーとして活動しているようですが、万年筆の製造は1958年に中止したと書かれていました。現在の The Onoto Pen Company Limited は、違う方が2004年に復活させた別会社とのことです。

一応、限定以外にも気に入った点はあるわけで、いくつか紹介します。
単純に白いストライプが入っているだけでなく、黒とグレーのマーブルが交互になっています(ちょっとわかりにくいですかね)。とても地味な配色なんですが、なかなか渋いデザインです。

クリップの画像です。オノトのロゴが入っています。

で、クリップとキャップリングの部分はスターリングシルバーです。かなり控えめですが証明の刻印もついています。メッキとは違う鈍い光り方がいい感じです。

天冠にもオノトのブランドロゴ、歴史ある万年筆メーカーのロゴとしては斬新ですよね。

50本限定の証は尻軸に刻印されています。これはNo.10、キリの良いナンバーを買えました。

大型の18金ニブ、"7"というのは号数ですかね。最初に店員さんに聞いたときには、初日の夜7時頃というのに、もうMしか残っていないということでした。多くは予約なんでしょうけど人気あるんですね。

試筆させてもらった印象は「適度に固めで悪くないけど結構線が太いな」という感じ。ペンポイントがちょっと手前側にある気がしたこともあって諦めるかと思っていたら、キャンセルになったFが1本ありましたということで、別の1本持ってきてくれました。
それを書かせてもらったら線の太さやインクが出る位置も好みとぴったり、せっかくだからと思ってしまった次第です。

相手をしてもらった店員さんはベテランと思われる女性の方です。ここで買い物をするときは、なるべくこの方に声をかけるようにしています。対応がとても丁寧で、知識も豊富、薦め方も上手ですし、購入を決めた後もペン先をルーペで確認して問題ないかチェックしてくれるなど、気持ちよく買い物ができます。 伊東屋より丸善が好きな理由は接客のせいかもしれません(伊東屋の接客も十分丁寧なんですけどね。丸善はより"百貨店"的な感じがします)。

豪華なケース。中央のプレートにも50本限定だと書かれています。
 
まだちゃんと見ていませんが、中には、説明書の他にシールやらなにやらがたくさん入っています。

勢いあまって買ってしまった感はあるものの、いろいろなメーカーの万年筆を使ってみたいと思って収集しているので、初めてのオノトは良い買い物でした。

丸善 インクボトル 日本橋店限定 日本橋あかね

3月1日から日本橋の丸善で「世界の万年筆展」が始まりました。
去年の第2回を見に行って、初めてペンクリニックを受けたりしましたが、あれから1年経ったのかと思うと…。
で、去年は限定で発売されたインク 「日本橋紫」を購入したんですが、今年も限定インクを買ってきました。 今年は「日本橋あかね」です。


日本橋紫はとてもあざやかな色合いで、いまでも楽しく使っていますが、今回は茜、夕日に例えたりする色ですね。
仕事で赤インクを使う機会があるものの、いまだ決定的なインクには出会えていません。
好みに照らして重すぎたり、明るすぎたりで、ちょうど良いところに嵌らないんですが、それも含めて今回のインクにはちょっと期待していました。
実際に書いてみると、熟した柿のような色合いで、想像よりも重い感じでした。乾くともっと渋くなります。赤ペンの代わりになるかは微妙なところですが、手持ちのどのインクとも違う感じなので良しとします。

毎年恒例になるなら、年に1本ペースで集めてみたいですね。

WILDSWANS SD-LEGARE マリーン

WILDSWANS のストラップを購入しました。 皮革はマシュアのサドルレザー、色はマリーンです。

社内でIDカードを入れるのに使っています。これまで使ってきたプレリー製のストラップも気に入っているんですが、やや短いのが気になっていたのと、気分転換を込めて変えてみることにしました。

プレリーのものと比べると細長いです。細さは数ミリ、長さは4センチ程度の違いですが、使ってみるとかなり違うものです。長さについては使い勝手が良くなりました。

WILDSWANSの刻印が入ったキーリングがついています。
IDカードを首から下げるには、カードホルダーのほかに、もうひとつキーホルダーをつけた方が良いと思います。

最近、WILDSWANS はラインアップを見直されたようです。持っている製品の何点かが廃盤予定に含まれていました。ということは新製品も増えるんですかね。楽しみです。

Faber-Castell Zipped Leather Pen Case 1Pen & 2Pen Black

ファーバーカステル のペンケースです。
万年筆好きを知っている方が海外旅行のお土産に買ってきてくれました。
ファーバーカステルのペンケースは違うデザインのものを見たことがありますが、ジップタイプのものは知りませんでした。とてもしっかりしたキメの細かい革が使われています。


こちらは1本用の中、ゴム輪の中にペンを通すようになっています。

こちらは2本用。

2本用にペンをいれるとこんな感じです。
ゴム止めなので太軸でも入るとは思いますが、あまり長いペンは入らないかもしれません。

大事に使わせていただきます。

SAPHIR Reptan

サフィールの爬虫類皮革用ケアクリームです。
爬虫類の革製品といっても持っているのは2つだけで、今使っているのは WILDSWANSの小銭入れ(PALM)だけなんですが。

これまで、Coxyというメーカーのジェルを使っていましたが、 何となく使いづらいと思っていました。

クロコダイルは手の脂がつくとすぐに曇ってしまうので、1日使ったら乾拭きするようにしていますが、使っていくうちに曇りが取れなくなってきます。そんなときにクリームで軽く磨くと良いようです。

ということで頻繁に使うものではないんですが、C.O.Uのブログで紹介されているのをみて購入しました。こちらの方が伸びもよく使いやすいです。
 
クロコダイルは扱いが難しいです。