2012/04/09

Seaffer Balance 復刻版 Cobalt Glow XF

シェーファーの万年筆、バランスの復刻版です。
オリジナルは遥か昔のものですが、この復刻版も2000年頃で廃盤になったらしいので、10年以上前のものと思われます。

シェーファーについては、現行品のVLR、廃盤のタルガ スリムの他、40年代から50年代の古い万年筆を数本持っていますが、こんなに鮮やかな軸は初めてです。
発売時から結構人気があったようで、持っている方のブログを多く拝見しました。

色はコバルトグローというそうです。まさに燃えるような青、独特なマーブル模様です。ペリカンのブル・オー・ブルーが少し似ていますかね。

シェーファーの象徴であるホワイト・ドット、先のとがった形も個性的です。
そして、最大の特徴は軽さです。測ったわけではありませんが本当に軽い、仕事で使うには軽い方がいいですね。

ニブは、「フェザータッチ」と書かれたかつてのデザインを踏襲したもの。字幅はXFです。
今回の購入にあたり、BとXFの選択肢がありました。Bの方が汎用的なんですが、国産並みの細字と評されている記事を見て興味を持ち、XFにしました。
実際に書いてみると確かに細い。国産細字よりさらに細く感じられ、手元の万年筆でもっとも小さい字が書ける万年筆になりました。

そもそもが固いニブであり、さらに極細、書いた感じはカリカリです。とてもフェザータッチではありません。ただ、本体が軽いからか、それほど嫌な筆記感ではありません。

シェーファーの機構は独自のもの、ヨーロッパ規格の普通のコンバーターは使えません。

で、とりあえずVLRについていたコンバーターを使うことにしました。いず買い足さなくてはいけんませんね。シェーファーのコンバーターは中にチューブが入っていて、金属の板を押すことでインクを出し入れする仕組みです。

さて、このモデル、eBayで購入したんですが、購入時にはミレニアム・エディションとされていました。ということで、豪華な箱に入って送られてきましたが、本当のミレニアム・エディションはキャップリングが一重で、刻印があるようです。実際に入っていたのはキャップリングが二重になっているので、通常の復刻版ではないかと思います。

実はミレニアム・エディションではないかもしれないとわかって購入したのは、上の写真の時計、ではなく、インク瓶が欲しかったからです。10年以上前のものですから、使えるとは思いませんが、ジャムでも入っていそうなかわいらしい瓶です。

でも、開けてびっくり、瓶にヒビが入り、インクが漏れていました。郵送会社に保証が効くか問い合わせていますが、難しいかもしれません。まぁ、新品のわりには安く買えたと思いますし、と言い聞かせていますが…。

ともあれ、結構良い評価を聞くことの多い万年筆を購入できて満足です。
小さい字でコメントを書くのに使ってみようと思います。

0 件のコメント: