2010/11/14

5. フィレンツェ2日目① ピッティ宮殿へ

イタリア旅行から随分時間がたちました。
いまだ最後まで追えていませんが、記憶が鮮明なうちに続けます。
この日はフィレンツェ2日目。前にも書いたとおり、初日は月曜日で休館の美術館が多く、ぶらぶらする時間が多くなりました。2日目は美術館中心にめぐります。
上の写真は、フィレンツェの中心にあるドゥオモの朝、8時くらいです。

こちらはドゥオモの向いにあるサン・ジョヴァンニ洗礼堂の「天国の扉」(ギベルティ作)、随分綺麗に見えますが、レプリカだそうです。

昨日も通ったカルツァイウォーリ通りを南下します。朝なので、まだごみの収集や店への配達トラックがたくさん来ています。

途中にあったPusateriという手袋屋さん。昨日Madovaで購入したので眺めるだけ(開店前ですし)にしましたが、事前に調べたときはここも候補にしていました。価格帯はMadovaと同じか少し高いくらいです。

Madovaよりも高級な感じがする店構え。場所も中心街に近いし。

通りを抜けるとシニョーリア広場、正面にヴェッキオ宮殿があります。人影はまばら。8時過ぎてるのに通勤する人とかいないのか?

ポンテ・ヴェッキオ。まだ店は開いていないので閑散としています。ある意味貴重なシーンかもしれません。

橋の中央からみた朝日。


ポンテ・ヴェッキオを渡ってしばらくすると、靴好きの方には有名なMANNINAがあります。
日本語の説明もあるので行く人多いんでしょうね。写真は開店前ですが、帰りに寄ります。


さて、MANNINAをさらに進むと、本日最初の目的地、ピッティ宮殿が見えてきました。
ウフィッツィ美術館から続く「ヴァザーリの回廊」はここが終点です。
リッカルディ宮殿など、メディチ家に関係する建物はルネサンス様式が多く、外観が似ていますね。


建物右側面にあるチケットオフィスで購入。フィレンツェの主な美術館はこのフォーマットでした。
今回は、宮殿内のパラティーナ美術館と近代美術館を見学します。入館料は12€と高めです。
時間の関係で広大なボーボリ庭園には入りませんでした。
(上のチケットでは庭園には入れません。全部見る方は+αがかかります。また庭園はものすごく広いので、1日使う覚悟がいるかもしれません。)
 
8:30の開館と同時に入りました。入るとまずは中庭があります。

中庭正面の建物内にある噴水。わかりづらいかもしれませんが、赤ん坊が泳いでます。

さて、この美術館、今回の旅行の中で一番セキュリティが厳しかったです。
いや、正確にいうとチェックが厳しいわけじゃなく、荷物を館内に持ち込めませんでした。
(上の写真はトイレがある地下の様子)

中庭右の階段から美術館に入ろうとしたら、私服の女性が大声で止めに入ってきます。
何だと思ったら、「リュックサックとカメラは中に持ち込めないので、クロークに預けろ」と言っています。(連れが持っていたショルダーバッグはOK? なぜ?)

というわけで、残念ながらここの写真はありません。
(実は、次のウフィッツィ美術館も写真なしです。)

文字だけになりますが、館内では「カラヴァッジョとその影響を受けた画家の作品展」(たぶんこんなタイトル)の特別展示があって、とても良い経験になりました。
本来ここにないはずの「ホロフェルネスの首を斬るユディト」(ウフィッツィ美術館にあるアルテミジアの同名作も有名)など、ヨーロッパに点在するカラヴァッジョとその周辺画家の作品をまとめて見学することができました。
その他、カラヴァッジョの「バッコス」もありました。「ウフィッツィ美術館にあるはずなのに?」 と思っていたら、共同開催のようです。
 
その他、ラファエロの「大公の聖母」といった著名な作品も見ることができました。
宮殿だけあって天井画も豪華、2時間くらいで一通り見て回りました。

ノンストップで見学したので、中庭にあるバールで一休み。

館内なので高め。5€くらいだったでしょうか。

一息ついたところでピッティ宮殿を後に。次はいよいよウフィッツィ美術館ですが・・・、

ウフィッツィ美術館の予約は12:00。ちょっと時間があるので寄り道しました。
上の写真は、ピッティ宮殿を降りてすぐのところにある文房具屋さん、ジュリオ・ジャンニーニ・エ・フィリオ。マーブル紙が有名だそうです。

おしゃれな店内。ノートや便箋など紙製品がたくさんあります。
でも、ノートにしてはえらく高い(1万円以上のものも)。おみやげには良いかもしれませんね。
(もったいなくて普段使いにはできません。)

来た道を戻るとMANNINAがオープンしてました。
店内には数名のお客さんがいて、私も覗かせてもらいました。男性靴で300€位からあります。
円高の今だと、コストパフォーマンスはかなり高いと思います。
食指が伸びましたが購入は断念。
ここに限らず、イタリアの靴はマッケイ製法が多いのです。
マッケイ製法は返りの良さが特徴ですが、地面の感覚がダイレクトに伝わってきて苦手なんです。
今までに何足か買ったものの続いたことがありません。
グッドイヤー製法があればなぁ・・・。

いよいよ、次はフィレンツェのメインイベント、ウフィッツィを見学します。

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