2012/04/30

PILOT Custom 74 伊東屋限定 ディープブルー B & レッド M

パイロット カスタム74の伊東屋限定色です。
当初、赤インクを入れるつもりでレッドを買いに行きましたが、対になっていると格好いいかなぁと思ってディープブルーも買ってしまいました。

改めてみると、おもちゃのような色です。安っぽいと見てしまえばそれまでですが、本格的な万年筆なのにカラフルというギャップが面白いと思います。

カスタム74は黒の中細軟というのを持っています。私には硬すぎるパイロットのペン先の中では、比較的軟らかく重宝していますが、細いためどうしてもガリッとした感じが残ります。
ということで、中字が欲しいと思っていました。でも、見た目がまったく同じ万年筆を買うのはもったいないと躊躇していたところに、伊東屋さんが別注している色違いがあると聞いて購入したものです。
オリジナルの74と違ってロジウム仕上げになっています。パイロットの5号ニブは、他にヘリテージ92の細字を持っていて、こちらもロジウム仕上げなので、差し替えて使うこともできそうです。
左のブルーが太字、右のレッドが中字です。硬いですけど、これくらいの太さがあるとガリガリ感はないですね。

ペンケースがついてました。先日大学にはいった親戚へのプレゼント、これにすればよかったかもしれません。


 一応、いつも撮っているポーズで。

こちらがレッド。たまにはこんな色味もいいものです。

WILDSWANS PEEK-A-BOOⅢ

WILDSWANSの新型ペンケース、 PEEK-A-BOOです。
C.O.Uのブログで紹介されているのを見て、実際にお店に伺って購入してきました。
ブログ上では5月1日発売と書かれていたので、1日早く買ってしまったことになりますね。

WILDSWANSのPEEK-A-BOOとしては、旧型の3本挿しを持っています。
シンプルなデザインが多いメーカーにしては個性的な形をしていて、それが面白いところでもあり、使いにくいところでもありました。それに比べると、今回のリニューアルでシンプルなデザインになったと思います。私はこちらの方が好きです。


リニューアルではありますが、上の写真を見ると1本挿しのつくりを踏襲しているようです。
1本挿しは冬のスフマート版を購入していますが、結構大きいつくりのケースです。今回の3本挿しも、他のペンケースに比べるとかなり大きいと思います。
旧型と比べても2回りくらい大きくなっており、価格も1万円ほど高くなっています。

3本挿しではありますが、同じサイズで仕切りが1つ多いバージョンもありました。
実物を見せてもらいましたが、4本用だとかなり狭くなるので3本用にしました。

ただ、中敷きを取り外せるようになっていて、これを交換すれば4本用になるとのこと、中敷きだけでも買えるそうですよ。

今持ち歩いているペンを入れてみました。
左からアウロラ 88デルタ ピストン・フィリングモンブラン 146です。

デルタはかなり大きな万年筆ですが、余裕で入ります。ただ、両脇の2本はかなり窮屈で、抜き取るのが大変です。楕円形なので端側はどうしても狭くなります。

真ん中にモンブラン 149だけを入れてみました。1本だけだと隙間が多すぎてグラグラしてしまいます。両脇にもペンを入れることで固定されます。

裏蓋の刻印。
リニューアルされたペンケースは、旧型と同様、クセの強さが目立ちます。
「使い込んで自分のものにする」くらいの意気込みがないと負けてしまいそうです。

2012/04/14

プラチナ万年筆 #3776 Century ブルゴーニュ 太字

センチュリーの新色、ブルゴーニュです。
センチュリーはプラチナ万年筆の新しい3776ニブをつけたモデル。定番の黒はすでに持っていますが、 これは3月末に発売された新色です。

新型の3776ニブがついた製品としては、そのほかに限定の本栖があり、特に愛用している1本です。

光を当てると、透明なのがわかります。スケルトンの万年筆は手元に数本ありますが、色がついたものははじめてです。
光をあてると赤っぽくなり、どうしても安っぽく見えてしまいますが、実際には深い紫色でなかなか渋い感じです。

インキの乾きを防ぐスリップシール機構、バネの部分があまり格好良くないと思うのですが、本栖と違って目立たないので、スマートに見えます。

3776ニブに限っては太字が好み、この平べったい形もはじめは格好悪く見えたものですが、今見れば個性的ですね。

2012/04/09

Seaffer Balance 復刻版 Cobalt Glow XF

シェーファーの万年筆、バランスの復刻版です。
オリジナルは遥か昔のものですが、この復刻版も2000年頃で廃盤になったらしいので、10年以上前のものと思われます。

シェーファーについては、現行品のVLR、廃盤のタルガ スリムの他、40年代から50年代の古い万年筆を数本持っていますが、こんなに鮮やかな軸は初めてです。
発売時から結構人気があったようで、持っている方のブログを多く拝見しました。

色はコバルトグローというそうです。まさに燃えるような青、独特なマーブル模様です。ペリカンのブル・オー・ブルーが少し似ていますかね。

シェーファーの象徴であるホワイト・ドット、先のとがった形も個性的です。
そして、最大の特徴は軽さです。測ったわけではありませんが本当に軽い、仕事で使うには軽い方がいいですね。

ニブは、「フェザータッチ」と書かれたかつてのデザインを踏襲したもの。字幅はXFです。
今回の購入にあたり、BとXFの選択肢がありました。Bの方が汎用的なんですが、国産並みの細字と評されている記事を見て興味を持ち、XFにしました。
実際に書いてみると確かに細い。国産細字よりさらに細く感じられ、手元の万年筆でもっとも小さい字が書ける万年筆になりました。

そもそもが固いニブであり、さらに極細、書いた感じはカリカリです。とてもフェザータッチではありません。ただ、本体が軽いからか、それほど嫌な筆記感ではありません。

シェーファーの機構は独自のもの、ヨーロッパ規格の普通のコンバーターは使えません。

で、とりあえずVLRについていたコンバーターを使うことにしました。いず買い足さなくてはいけんませんね。シェーファーのコンバーターは中にチューブが入っていて、金属の板を押すことでインクを出し入れする仕組みです。

さて、このモデル、eBayで購入したんですが、購入時にはミレニアム・エディションとされていました。ということで、豪華な箱に入って送られてきましたが、本当のミレニアム・エディションはキャップリングが一重で、刻印があるようです。実際に入っていたのはキャップリングが二重になっているので、通常の復刻版ではないかと思います。

実はミレニアム・エディションではないかもしれないとわかって購入したのは、上の写真の時計、ではなく、インク瓶が欲しかったからです。10年以上前のものですから、使えるとは思いませんが、ジャムでも入っていそうなかわいらしい瓶です。

でも、開けてびっくり、瓶にヒビが入り、インクが漏れていました。郵送会社に保証が効くか問い合わせていますが、難しいかもしれません。まぁ、新品のわりには安く買えたと思いますし、と言い聞かせていますが…。

ともあれ、結構良い評価を聞くことの多い万年筆を購入できて満足です。
小さい字でコメントを書くのに使ってみようと思います。

2012/04/08

花が咲きました

4月に入って、自宅の庭にある花が満開になりました。
先週の爆弾低気圧で散ってしまったものもありますが、天気が良いので写真を撮ってみました。
上はボケの花、ショッキングレッドって感じで目立ちます。

こうしてみると手入れしていないのがバレますね。

こちらはハナニラ。

こちらは白い椿、わびすけという種類だったと思います。ほとんど散ってしましたが、ひとつだけ残ってます。

名前がわからないままですが、昔から庭にあります。

1枚目の写真の反対側にも真っ赤なボケの花、こちらのほうが花が大きいですね。

最後はレンギョウ、下を向いて咲くところが控えめな感じがして好きな花です。

2012/04/07

MONTBLANC Meisterstück 146 Bordeaux M

今年のはじめから赤軸万年筆を収集していますが、締めとしてモンブランのマイスターシュテック 146 ボルドーを購入しました。

ボルドーはすでに廃盤になっていて、2000年代初頭まで発売されていたと書かれている方がいました。写真だとかなり明るく見えますが、実物はもっと落ち着いた色合いです。

今回はヤフオクでの購入、一応、新品との記載があり淡く期待していました。
そして、実際に新品でした。正確には一度インクを通した形跡があったものの、レジンはまったく無傷です。購入価格は38,000円。相場としてどうかは良くわかりませんが、自分の財力で何とか買える範囲に収まりました。

廃盤ゆえ字幅の選択肢はありませんでしたが、モンブランについてはEFとFしか持っていなかったこと、太めの字幅を使う機会が増えていることもあり、MニブでOKとしました。接着剤が溶けた感じになっていたので、後から張ったものではなさそうです。

インク窓の部分、黒軸だとほとんど視認できませんが、ボルドーだとよく見えますね。

モンブランはニブに字幅を示す文字を入れないため、中古品の紹介文では字幅が記載されていなかったり間違っていたりすることがあります。今回はシールつきでしたのでMニブ、書いた感じでもFよりほんの少し太い程度、 使いやすい太さだと思います。

昔のモンブランはとても柔らかかったと聞きますが、これは最近の製品なので固めです。私のモンブランに対する印象は、ゴリゴリした筆記感です。EFなどに比べるとひっかかる感じが弱まり、より書きやすくなっていると思います。

詳しくはわかりませんが、ペン芯の形からおおよその製作時期がわかるものでしょうか。
モンブランのロイヤルブルーを入れたところ、フローの感じもちょうど良いです。

さて、手元にある黒軸の146と比較です。
すると、どうでしょう。写真だとわかりにくいですが、長さが違うんです。ボルドー軸の方が少しだけ短い。あれれと思って調べてみました。

いままで私が"146"と言ってきた黒軸の万年筆、公式HPに出ている正式名称を確認すると、「Meisterstück Le Grand」となっています。146という文字は出てこないんですね。
正確なところはわかりませんが、どうも「146」と「Le Grand」は別製品のようです。で、146は現行のラインアップに載っていません。Le Grandは146の後継で、マイナーチェンジ版の位置づけなんでしょうかね。

キャップリングの刻印もちょっと違います。今回購入した左側の方が文字が太いです。

ニブの比較、こちらはほとんど同じですが、よーく見ると、左のMニブの方が少し開いた感じになっています。これが種類の違いからくるものなのか、個体差なのか、字幅の違いなのか、はっきりしたことはわかりません。

少しずつ購入してきたモンブランも大分増えてきました。
金属軸のソリテールや豪華な装飾の限定品などは、私のステータスからして範囲外です。また、ヴィンテージにもあまり興味が向かないので、そろそろ打ち止めかなと思います。
ただ、ここまで揃えたので、いつかはマイスターシュテックの最小モデルであるモーツァルトを手にしてみたいですね。

T・MBH シガーカッターケース 懐菱 こけむしろ

岡本拓也氏が手がけるブランド、T・MBH の懐菱(ふところびし)というシリーズにある、シガーカッターケースというのを買ってきました。

仕事で新宿へ行く用事があり、帰りにキングダムノートへ。ここへ来たのはちょうど1年前、オマスの万年筆を購入して以来です。
ふと目に入ったペンケースがあり見せてもらおうとしたら「シガーカッターケースですがよろしいですか?」と。
とても短いケースでペンを入れる想定ではないものです。ちょっと恥ずかしくなりましたが、先日購入したデルタ スタウトのケースにならないかというのが頭にありました。

その場にペン自体がない中、勘で買ってきてしまいましたが、家に帰って恐る恐る入れてみたら…、ジャストサイズでした。

本当のことを言うと、長さはぴったりなんですが、幅についてはピチピチです。押し込む感じになるので、革がかなり突っ張ります。

新品だし値段もなかなかなので、癖をつけてしまうのはもったいない気がするものの、シガーガッターを入れる日は来ないと思って使うことにします。

表革はペリンガー社のクリスペルカーフ(こげ茶)、裏側は同社のノブレッサカーフ(深緑)という固押し革です。このクリスペルカーフというのは綺麗な革ですね。一方向にうっすらと線が入っていて(水シボというそうです)、品の良い光沢があります。
また、T・MBHの製品を買うのは初めてでした。大きさを考えるとかなり高価ですが、縫製やコバの部分などとても綺麗に作られています。

最後に、1万円以上の買い物ということで頂いたLIFEのメモパッド。

と、お店の4周年記念ということで、濱文様の手拭いハンカチを頂きました。