先日、伊東屋を覗いたときに、2010年の新製品を振り返るコーナーができていて、そこに展示されていたのを見てほしくなってしまいました。
私にとっては、初めてのプラチナ万年筆。これまでにPILOT(Custom 823とCustom Heritage 92)、Sailor(Professional Gear Realo)を持っていたので、これで国産の三大メーカーを揃えることができました。
いくつか特徴を見てみると…、
私にとっては初めての木製万年筆です。
鉄刀木(タガヤサン)という木で、紫壇(シタン)、黒檀(コクタン)と並ぶ三大唐木(輸入木材)だそうです。
製品には、光沢のあるグロスタイプとマットタイプがあります。どちらもウレタン塗装がしてあるので手垢で汚したくない私にはうれしい仕様です。
当初はグロスタイプにしようと思っていたんですが、装飾のないストイックなデザインということもあり、より渋い感じに見えたマットタイプに変更、あまりの渋さに使う側の年齢が足りない気がしてしまいます。
ただ、ストイックに徹したい意味では、クリップが少し凝りすぎです。もっと細身でシンプルなクリップが良かったなぁ。
次の特徴は大きさです。
全長164mmは、私が持つ万年筆では最長です。私物では最長だったOMAS 360 Collection(旧型)をしのいでいます。入るペンケースがないほどに大きいです。
ただ、キャップをはずして書くタイプなので、筆記中は特に大きさを感じることはありませんでした。
また、最大径18.2mm、重量38gという仕様も万年筆の中では大型ですが、筆記時には気にならないと思います。
つまるところ、キャップが大きくて重いんです。ややバランスが悪いような気もしますね。
ペン先は細字にしました。最近、中字も悪くないなと思い始めていますが、やはりノート使いには細字が便利ですし、他の国産万年筆が細字なので比べてみたかったということもあり。
ついているのはPRESIDENTの大型18kニブです。
「強烈に固い」という話を聞く一方、「細字好きなら一度は使うべき」と書いている方もあり、楽しみにしていました。
自分の印象としては、強烈というほど固くはないです。
固さでいったら、AURORA OptimaやParker Duofoldの方が固いです。 筆圧を弱くすると、気持ちよいシャリシャリ感を得られるペン先だと思います。
桐の箱に入っています。本格的。
中には手漉きの和紙が入っています。
さすがに使う機会がありませんけど、こだわりを感じる良いオプションだと思います。
ただ、せっかくならコンバーターも入れておいて欲しい。当然入っているだろうと思って一緒に買い損ねてしまいました。
せっかくなら、外箱にもこだわりが欲しいですね。
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