今日は、昨日に続いて丸善 日本橋店へいってきました。
昨日の目的は、限定のインク日本橋紫を買いに行くこと、 今日の目的はペンクリニックです。
ペンクリニックへいくのは初めてです。世界の万年筆展では、日替わりで各メーカーのドクターがくる予定になっており、今日は、パイロット社担当の日でした。
調整ってどこまでしてくれるのか、一度に何本見てもらえるのか、どの程度混雑するのか、何もわからないまま、11時30分頃に到着しました。
会場ではすでに待っている方が数名、予約状況を聞いたら15人待ちとのこと。
午前中でこんなに混むのかとがっかり、そうは言ってもせっかく来たので待つことに。
途中、店内を見学したり、昼食をとったりして、順番が来たのは14時頃でした。
今回は、筆記感に不満があり、線が太すぎる万年筆を2本選択しました。
事情と希望を伝えると、ニブを抜いたり挿したりしながら、先の角度を調整、一回だけペン軸をライターであぶってました。(「荒療治でもいいですか?」とは聞かれましたが。)
てっきり、細くするためにペン先を研ぐものだと思っていたので、やや拍子抜け。
で、結果としては、イギリス製の1本がほぼ好みの感覚に、もう1本のイタリア製万年筆は直らないとのことでした。
つまるところ、ペン先を下向きに調整することでインクフローを押さえ、線を細くするとのことでしたが、イタリア製の方はペン軸が大きく硬いので曲がらないんだそうです。
まぁ仕方ないかと思いつつ、ドクターの方いわく、「若い人は見た目でイタリア製を買っちゃうんだけど、その後何とかしてくれと持ってくる人が多い。イタリアのペン先は好きじゃない。」
暗に批判されているようでしたが、パイロット製ではない万年筆を見てもらっているし黙認。
「うちの万年筆を持ってきてくれれば大抵の要望は叶えられる」とのことでした。
確かにパイロットの万年筆はすばらしいですが、メーカーの姿勢として聞くと、当然といえば当然。
その他、店内の様子としては、仙台にある大橋堂の出展が気になり見に行きました。
しかし、ご主人が一人で切り盛りしているのでなかなか相手をしてもらえず。
買うには至りませんでした。
それから、先日購入した限定インク、50本限定の万年筆、オノト・マグナ クラシックはともに完売とのこと。1日で50本も万年筆が売れるってすごいですね。とりあえず、昨日のうちにインクを買っておいて正解でした。
そして、今日の目的はもう一箇所、モンブランの銀座本店です。
こちらでもペンクリニックが開催されているというので行ってみました。実は、146のピストンの調子が悪かったのと、149のペン先が少しザラついているのを調整してほしかったんです。
ということで銀座へ移動しお店に直行、「ペンクリニックをやっていると聞いたんですが」と話すと、予約で一杯とのこと。事前に電話予約をしないと入れないとのことでした。
確かにホームページを見たとき、混雑するかもしれないので電話予約をするようにと書かれていましたが、本当に終日埋まってしまうんですね。
こればかりは仕方ないと思いつつ、146の方は調整というより修理かなと思って聞いてみたところ、3階のテクニカルサービスへ行くように言われ、そこで改めて症状を説明しました。
で、10分ほど調べてもらい、接着しているリングが外れているので、それを接着しなおせば直るとのことでした。
ただ、その場で直してもらえるわけではなく、2週間の預かりになるとのこと。
その代わり、「今日はミート・ザ・マイスター(モンブランではペンクリニックをそう呼ぶらしい)の日なので、通常5,250円の修理代は無料です。」ということでした。
白衣を着た方が数名いたんですが、その人たちが修理するわけではないようです。
接着しなおすだけで5,000円?と思いつつ、結局は無料だったので良しとします。
初めてのペンクリニックということで、正直、期待しすぎていたかもしれません。
書けなくなった古い万年筆を再生させるとか、そういうときに利用するものなんでしょうかね。
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