2010/10/24

2. ローマ 1日目 ③パンテオンを出てからトレヴィの泉、買い物、スペイン広場など

さて、パンテオンを出てからトレヴィの泉へ向かうところですが、買い物をしたい店があります。
でも、イタリアのお店には昼休みがあり、時間はそれぞれですが、行きたい店の開店は16:00。
時間まで脇道にそれながら向かいました。

 まずはパンテオンを北へ。モンテチトリオ宮殿があります。現在は下院の国会議事堂になっています。街中に突如現れる感じで、日本の国会とは随分違います。

 モンテチトリオ宮殿をちょっと西に行くと、ローマ帝国第16代皇帝マルクス・アウレリアスの記念柱。2世紀に作られたそうです。

記念柱のあるコロンナ広場からコルソ通りへ出て南下します。

5分ほど歩くと、ドーリア・パンフィーリ宮殿。中は美術館になっていて、余裕があれば2日目に見学したいと思っていたところです(実際には見ませんでした)。
有名な美術館ではありますが、超メジャー級の観光地の中では隠れた名所のようです。中にはカラヴァッジョなどの作品が大量にあるそうですよ。

そして、コルソ通りの終点がヴェネツィア広場。上の写真正面にあるのが、ヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂。 イタリアの初代国王を讃える建物で完成は1911年。屋上に人がいたので登ってみればよかったです。

そして、買い物したかったお店がここ。といっても昼休みで閉店中の写真ですが…。
Novelli というペンとパイプのお店です。ここで万年筆を買いたいと思ってました。
(ちょっと難しい場所にありますけど、HPにある住所からGoogleMapsで調べておけば大丈夫です。)

イタリアには結構な数の万年筆専門店があり、いくつかHPを調べてみた中では、一番種類が豊富で、安いお店がここでした。

お店にEメールで在庫確認をお願いしたところ、「欲しいモデルの在庫は無いけど取り寄せてみる。間に合わなければ通販もできるよ。」との返事。「今度お店に行くからそのときにお勧めを教えてください。」なんてやり取りをしてました。
やり取りは英語でOKです。つたない英語でも理解してくれました。

とはいえ、まだお昼休み中、開店まで1時間くらいあるので、とりあえずトレヴィの泉へ向かいます。

そしてトレヴィの泉、世界有数の観光地ですよね。さすがにすごい人。Novelli の帰りに再度来るということで、遠めから眺めるだけにしました。

さすがに歩きつかれたので、近くのリストランテで小休止。
ローマはどこを歩いてもバールやらリストランテばかりです。

カフェラッテとティラミスを注文。観光地価格と思いますが、ティラミスは8€と高めの設定。
実は、このティラミスが大変重く、以降、イタリアでの食事が辛くなってしまいました。


とはいえ、一息ついたので少し補足。バチカン美術館へ行く前に、オッタヴィアーノ駅のボックスオフィスで「ローマ・パス」なる統合チケットを購入しました。
25€と高いですが、これで、地下鉄、バスなどが3日間無料 + 提携する美術館、博物館が2ヶ所まで無料、3ヶ所目から割引がつきます。
滞在中に何度か地下鉄にのり、入場料が高めの施設へ2件行けば元は取れると思います。

そして最大の特典はコロッセオへ並ばずに入場できること。コロッセオにはローマ・パス専用の入口があって、するっと入れます(2日目に行きました)。

ケースには地図や簡単なガイドなども同封されています。これだけでも記念になります。

さて、16:00になったので改めてNovelli へ。
 今度は開店していました。

 
ギリギリの英語で名前を告げると、ご主人のマルコさんが歓迎してくれました。
店内はペンのコーナーとパイプのコーナーに分かれていて、マルコさんとお母さんの2人でやっています。マルコさんは2代目だそうです。

で、すぐにとっておいてくれた箱を取り出してくれ、「万年筆が届いているよ。」とのこと。
DELTAのやAURORAなどイタリア製のものを中心にたくさん見せてもらい、結局、事前に頼んでおいた2品を購入しました。
詳細は別に書きますが…。

OmasのEmotica(ブルーのF)と、
ViscontiのVan Gogh Maxi(ブルーのF)です。
世界各地の万年筆が揃っていましたが、せっかくなのでイタリア(Omas はボローニャ、Visconti はフィレンツェのメーカー)の万年筆にしました。

どちらも日本での定価は5万円前後のところ、Omasは218€、Viscontiは128€と格安です。
(実際には、上記の価格に付加価値税(VAT 20%)がかかりますが、Global Refund社の免税手続をしてくれますので、14%分くらいは戻ってきます。)

気に入った万年筆が買えて大満足、ご主人のマルコさんは、とても丁寧でわかりやすい英語を話してくれる紳士でした。「どこでうちの店を知ったの?」「万年筆はどれくらい持ってるの?」などの会話で楽しく過ごせました。

さて、休憩もとり疲れも飛んだところで、再度、トレヴィの泉へ。

相変わらず混んでいますが、ちょっと前に雨が降ったこともあり、少しはましな状態に。
下まで降りてみました。予想より大きな噴水なんですね。


ましと言っても混んでます。でも何とかスペースはありました。

いよいよ夕方になってきたので、1日目の最後にスペイン広場へ行くこととしました。
トレヴィの泉を北へ、トルトーネ通りを越えてちょっと行くとスペイン広場です。

ここも混んでました。ローマの休日で有名ですが、現在は飲食禁止なので、映画のようにジェラードを食べることはできないそうです。

階段を上がったところにあるトリニタ・デイ・モンティ教会。中も見学できます。
そして、階段上なのに地下鉄(B線) スパーニャ駅の入口があり、エレベーターで地下へいけるようになっています。

 
ホームも混雑。これで初日が終了です。
1日目から随分飛ばして回ってしまいましたが、思えばこの日が一番忙しく移動しました。

次からはローマ2日目、コロッセオからスタートします。

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