2012/02/04

Conklin Mark Twain Crescent Collection Yellow/Blue Marble F

前に書いた初めてのコンクリンに続いて、2本目、有名なクレセント・フィラー式の万年筆です。
復活当初に発売されたものは国内定価が63,000円もしましたが、こちらは現地の定価で165ドル。まったく別物なんでしょうね。
(国内のサイトではこの製品を定価63,000円と表記しているところがあります。日本には入っていないモデルですし、公式HPとの価格差があまりにも大きいので注意したほうがいいですよ。)

黒軸が多数を占める自分のコレクションの中では異彩な派手さです。黄色と水色の組み合わせはよくありますが、ペンのデザインとしては人前で使うのに勇気がいりますね。だからなのか、とても安く買うことができました。軽い万年筆なので、キャップを挿して書いても問題ありません。

何といっても特徴なのは、製品名になっているクレセント・フィラー式というのインクの吸入方法です。
飛び出たリングを押すと、中のゴムサックがつぶれてインクが入ります。軸に巻かれているリングはストッパーの役割を担っています。ペン先と向きが揃えてあるので、リングが手に引っかかることはなく、デザイン上のアクセントとしても面白いと思います。
ただ、このリングがしっかり固定できないあtめ、筆記時にカチャカチャするのが欠点です。


このペンは分解できます。こちらはゴムサックの様子。ゴムサックの万年筆を何本か持っていますが、いずれは劣化しますよね。そのときは自分で交換できるものなんでしょうか。

こちらがゴムサックを押しつぶすリング、こうして見るとシンプルな構造ですね。
ゴムサックを使ったものとしてはボタン式やレバー式がありますが、そちらの方が軸に突起を作らない点でよくできていると思います。

以前に購入したスチールニブと見た目はまったく同じ。ただ、こちらは14金だそうです。
マーク・トウェインが愛用したなど薀蓄の多い万年筆ですが、私の中では実用というよりコレクション色の強い万年筆になりそうです。気分転換したくなったときにでもインクを入れてみようと思います。

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