2010/10/31

3. ローマ 2日目 ①コロッセオからフォロ・ロマーノへ

ここからローマ2日目です。この日のメインは最初に行くコロッセオ。
ローマ観光の定番です。

初日同様地下鉄を使います。昨日との違いは乗り換えです。
ローマの地下鉄が唯一交差するのがテルミニ駅、昨日乗ったA線からB線に乗り換えます。

上はテルミニ駅のB線ホーム。実はホテルのフロントで「コロッセオまで歩いても15分ですよ。」と教えてもらいましたが、省エネと思って電車にしました。

B線のコロッセオ駅を出ると目の前にコロッセオが。横の広場にはコンスタンティヌス帝の凱旋門が見えます。

事前に調べていた通り、ローマ・パスを持っていると専用の入口があります。(暖簾に「ROMA PASS」と書かれているところ)

ゲートのところでカードをかざすだけで入場でき、並ぶこともありませんでした。
(8:30開場で8:30に行きましたが、結構列ができてましたよ)

さて、入場して急な階段を上がっていくと競技場が見えてきます。
写真で見ていたときに不思議に思っていたんですが、競技場部分が迷路のようになっているのは地下部分がむき出しになっているからなんですね。

建造から1900年経過してなお残っているのはすごいことだと思います。よくよく見るとさすがに痛んでますけどね。

上の方にある通路。当時は席があったんでしょうか。こういう通路の窓からのぞくように見ていた観客もいたんでしょうね。

人が写っていると大きさがわかりますね。とても大きな建造物でした。

来た時の重い曇り空は徐々に快晴へ。次は並びにあるフォロ・ロマーノです。

途中、マラソン大会が行われていました。
コロッセオはローマオリンピックの際、マラソン競技のゴール地点だったそうです。

実は、すぐ近くにあったフォロ・ロマーノの入口を見落としてしまい、ちょっとうろうろしました。
この遺跡なんてまさにフォロ・ロマーノって感じなので、近くに入口があるのは間違いないと思ってたんですが。

で、結局、競技場跡近くの修復中の門から入りました。ここもローマ・パスで優先入場。

ここは古代ローマの中心地。とても広いです。
準備不足もあってどう回ればよいのか見当つかず。出たいところは決めているので、道なりで何となくそちらへ向かうように歩きました。

最初に見えたのは競技場。 結構深くなってます。
コロッセオでも感じましたが、何となく「逃げられない造り」を感じます。今の競技場や運動場とは意味が違うのかもしれませんね。

競技場から見える松の木。
ローマのあちこちに松の木があります。「どこも上だけ葉を残す切り方なんだ」と思ってました。
「ローマの松」といえばイタリアの作曲家 レスピーギの名曲があります。よくよく思うとなぜローマには松がたくさんあるのか。どうやら松は国の木に指定されているそうです。思えばバチカンにも松ぼっくりのオブジェがありました。
独特な形状も、そうなるように切っているのではなく、地中海沿岸に多い「傘松」という種類だということでした。


なにせ見所が多いので、ここからは名所中心に。
はじめは競技場あたりから見える、サン・ボナヴェトゥーラ教会'(?)。

アウグストゥス帝の邸宅。写真は入口部分、屋根はほとんど残っていませんが、とても大きな建物だったとわかります。

時代の違う建物だと思いますが、ポツンとかわいかったので一枚。

丘の上からマクセンティウス帝のバシリカ(312年完成)。ここから丘を下っていきます。

コロッセオとの位置関係がわかる写真。すぐ隣です。

ここから丘を下りていき、最初に見えたのがティトゥス帝の凱旋門、81年完成。ローマ市内で最も古い記念門とのこと。

さすがに壊れていますが、細かい装飾がこれだけ残っているのはすごいと思います。

丘を完全に下りたところ。 改めて遺跡に来ていると実感。

さて、出口の方向へ。ここから先、ますます有名どころが満載です。
遠くの白い建物が、出口の先にあるヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂です。

マクセンティウス帝のバシリカ。先ほど遠景でのせた建物で、実際には非常に大きいです。
これでも、残っているのは北側の回廊だけだそうです。

ロムルスの神殿。マクセンティウス帝の息子ロムルスのための作られた神殿。でも、ロムルスが戦死したため未完成とのこと。

アントニヌスとファウスティナの神殿(写真の角度が悪いですね)。アントニヌス帝が皇后のために造った神殿。17世紀に教会堂として再設計されているので当時の姿とは異なるそう。

この辺りから跡地が多くなります。写真はカストルとポルックスに捧げられた神殿跡。古代ローマ時代は金融の中心地だったそうです。

有名なヴェスタ神殿。火を象徴する神殿で、ここを管理する女性神官がヴェスタの巫女と呼ばれたそうです。

前に出てきていますが、やや離れたところからアントニヌスとファウスティナの神殿。
先の写真はいまいちだったので。

ジュリアのバシリカ近辺。出口が近くなってきました。

サトゥルノ神殿。かつては宝物庫として使われたようです。この辺りの建物は大分壊れていますが、それでも何度か再建されているそうです。とはいえ再建したのが497年。再建後でも十分に遺跡です。


いよいよ出口。最後にあるのはセヴェルス帝の凱旋門。203年完成。
素人丸出しですが、凱旋門ってパリだけじゃないんですね。パリの凱旋門に比べると小さいですが、形は似てます。時代としてはこちらの方がはるかに古いです。

ということで、階段をあがってフォロ・ロマーノ終了。朝一に出発して、コロッセオとフォロ・ロマーノを見終わってお昼前。歩き疲れてきました。

さすがに長くなってきたので、ここで一旦終わり。次はフォロ・ロマーノの隣にあるカピトリーニ美術館から再開します。

2010/10/24

2. ローマ 1日目 ③パンテオンを出てからトレヴィの泉、買い物、スペイン広場など

さて、パンテオンを出てからトレヴィの泉へ向かうところですが、買い物をしたい店があります。
でも、イタリアのお店には昼休みがあり、時間はそれぞれですが、行きたい店の開店は16:00。
時間まで脇道にそれながら向かいました。

 まずはパンテオンを北へ。モンテチトリオ宮殿があります。現在は下院の国会議事堂になっています。街中に突如現れる感じで、日本の国会とは随分違います。

 モンテチトリオ宮殿をちょっと西に行くと、ローマ帝国第16代皇帝マルクス・アウレリアスの記念柱。2世紀に作られたそうです。

記念柱のあるコロンナ広場からコルソ通りへ出て南下します。

5分ほど歩くと、ドーリア・パンフィーリ宮殿。中は美術館になっていて、余裕があれば2日目に見学したいと思っていたところです(実際には見ませんでした)。
有名な美術館ではありますが、超メジャー級の観光地の中では隠れた名所のようです。中にはカラヴァッジョなどの作品が大量にあるそうですよ。

そして、コルソ通りの終点がヴェネツィア広場。上の写真正面にあるのが、ヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂。 イタリアの初代国王を讃える建物で完成は1911年。屋上に人がいたので登ってみればよかったです。

そして、買い物したかったお店がここ。といっても昼休みで閉店中の写真ですが…。
Novelli というペンとパイプのお店です。ここで万年筆を買いたいと思ってました。
(ちょっと難しい場所にありますけど、HPにある住所からGoogleMapsで調べておけば大丈夫です。)

イタリアには結構な数の万年筆専門店があり、いくつかHPを調べてみた中では、一番種類が豊富で、安いお店がここでした。

お店にEメールで在庫確認をお願いしたところ、「欲しいモデルの在庫は無いけど取り寄せてみる。間に合わなければ通販もできるよ。」との返事。「今度お店に行くからそのときにお勧めを教えてください。」なんてやり取りをしてました。
やり取りは英語でOKです。つたない英語でも理解してくれました。

とはいえ、まだお昼休み中、開店まで1時間くらいあるので、とりあえずトレヴィの泉へ向かいます。

そしてトレヴィの泉、世界有数の観光地ですよね。さすがにすごい人。Novelli の帰りに再度来るということで、遠めから眺めるだけにしました。

さすがに歩きつかれたので、近くのリストランテで小休止。
ローマはどこを歩いてもバールやらリストランテばかりです。

カフェラッテとティラミスを注文。観光地価格と思いますが、ティラミスは8€と高めの設定。
実は、このティラミスが大変重く、以降、イタリアでの食事が辛くなってしまいました。


とはいえ、一息ついたので少し補足。バチカン美術館へ行く前に、オッタヴィアーノ駅のボックスオフィスで「ローマ・パス」なる統合チケットを購入しました。
25€と高いですが、これで、地下鉄、バスなどが3日間無料 + 提携する美術館、博物館が2ヶ所まで無料、3ヶ所目から割引がつきます。
滞在中に何度か地下鉄にのり、入場料が高めの施設へ2件行けば元は取れると思います。

そして最大の特典はコロッセオへ並ばずに入場できること。コロッセオにはローマ・パス専用の入口があって、するっと入れます(2日目に行きました)。

ケースには地図や簡単なガイドなども同封されています。これだけでも記念になります。

さて、16:00になったので改めてNovelli へ。
 今度は開店していました。

 
ギリギリの英語で名前を告げると、ご主人のマルコさんが歓迎してくれました。
店内はペンのコーナーとパイプのコーナーに分かれていて、マルコさんとお母さんの2人でやっています。マルコさんは2代目だそうです。

で、すぐにとっておいてくれた箱を取り出してくれ、「万年筆が届いているよ。」とのこと。
DELTAのやAURORAなどイタリア製のものを中心にたくさん見せてもらい、結局、事前に頼んでおいた2品を購入しました。
詳細は別に書きますが…。

OmasのEmotica(ブルーのF)と、
ViscontiのVan Gogh Maxi(ブルーのF)です。
世界各地の万年筆が揃っていましたが、せっかくなのでイタリア(Omas はボローニャ、Visconti はフィレンツェのメーカー)の万年筆にしました。

どちらも日本での定価は5万円前後のところ、Omasは218€、Viscontiは128€と格安です。
(実際には、上記の価格に付加価値税(VAT 20%)がかかりますが、Global Refund社の免税手続をしてくれますので、14%分くらいは戻ってきます。)

気に入った万年筆が買えて大満足、ご主人のマルコさんは、とても丁寧でわかりやすい英語を話してくれる紳士でした。「どこでうちの店を知ったの?」「万年筆はどれくらい持ってるの?」などの会話で楽しく過ごせました。

さて、休憩もとり疲れも飛んだところで、再度、トレヴィの泉へ。

相変わらず混んでいますが、ちょっと前に雨が降ったこともあり、少しはましな状態に。
下まで降りてみました。予想より大きな噴水なんですね。


ましと言っても混んでます。でも何とかスペースはありました。

いよいよ夕方になってきたので、1日目の最後にスペイン広場へ行くこととしました。
トレヴィの泉を北へ、トルトーネ通りを越えてちょっと行くとスペイン広場です。

ここも混んでました。ローマの休日で有名ですが、現在は飲食禁止なので、映画のようにジェラードを食べることはできないそうです。

階段を上がったところにあるトリニタ・デイ・モンティ教会。中も見学できます。
そして、階段上なのに地下鉄(B線) スパーニャ駅の入口があり、エレベーターで地下へいけるようになっています。

 
ホームも混雑。これで初日が終了です。
1日目から随分飛ばして回ってしまいましたが、思えばこの日が一番忙しく移動しました。

次からはローマ2日目、コロッセオからスタートします。

2. ローマ 1日目 ②サン・ピエトロ大聖堂からパンテオンまで

バチカン美術館を見学した後、続いてサン・ピエトロ大聖堂を見学しました。
「サン・ピエトロ」は聖ペテロのこと。
ここが世界最大のキリスト教聖堂です。測り方で変わるみたいですが、2番目はロンドンのセント・ポール大聖堂(聖パウロ)、3番目がミラノのドゥオモ、4番目がフィレンツェのドゥオモ(サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂)とか。

単純にすごいと思うのは、装飾だけでなく天井の高さ。
特定の信教がない私には理解できませんが、カトリックの人たちが訪れれば感慨深い場所なんでしょうね。

写真だと大きさが伝わりませんね。本当に巨大です。

どこの教会でも祈っている方がいました。

宝物館みたいなところもありましたが、聖堂内のあちこちに彫刻があります。上の写真は「Leo XI(第232代教皇 レオ11世)」、本名はアレッサンドロ・オッタビアーノ・デ・メディチで、あのメディチ家の遠縁、在任から26日で亡くなってしまったそうです。

出入口部分、やはり混んでます。
運よく、警備兵が交代する場面を見ることができました。

鮮やかな制服はミケランジェロのデザインという話を聞きました。本当でしょうか? ピエロみたいでかわいらしいです。この警備兵たちはスイス人兵なんだそうな。

行ったのが土曜日だったので、日曜日に行われる説法の準備と思われます。大聖堂の前にはたくさんの座席が用意されていました。

なにしろ広くて大きいサン・ピエトロ大聖堂。
ここから歩いてローマの中心街へ行きます。


聖堂前の広場をテヴェレ川沿いに歩いていくと…。

サンタンジェロ城があります。中には入りませんでした。
サンタンジェロとは"Sant' Angelo"、「聖天使城」ということですね。ただ、名前とは違い、要塞、監獄的な風貌、実際にもそういう使われ方をしていたようです。
プッチーニの歌劇《トスカ》に出てくるカヴァラドッシは、この城から逃げてきたんですよね。

サンタンジェロ橋を渡って、さらにテヴェレ川沿いを歩くと…。

ウンベルト1世橋の向こうに見えるのは裁判所。さすがな感じ。
ここからがいよいよローマ中心街。

ザナルデッリ通りを少し南下すると、すぐにナヴォーナ広場に出ます。ここは3つの噴水が見所。

北側にあるネプチューンの噴水。

中央にはパンフィーリ宮殿があり、左に移っているのが四大河の噴水です。
パンフィーリ宮殿になぜかブラジルの国旗が? 調べてみたらブラジル大使館になっているそうです。


そして南側にはムーア人の噴水。
次なる目的地はパンテオン。予定より早かったので、遠回りに歩きます。

 寄り道は、サンタンドレア・デッラ・ヴァッレ教会。外観をみようと思っただけでしたが、残念ながら修復中。ここもプッチーニ作《トスカ》の舞台になっています。

ということでパンテオン到着。ナヴォーナ広場からまっすぐ行けば徒歩数分だと思います。
上の写真は正面(一部工事中)です。実際には裏手から到着しました。

正面に比べると側面は大分傷んでます。それもそのはず、築造から1900年たってるんですって。残っているほうがすごい。

パンテオンと言えば、やはり穴(オクルス)の開いた天井でしょう。
CDジャケットとか、あらゆるところで一度は目にする光景です。
ガラスが入っていないので、雨が降ると水が落ちてくるそうです。

やはり人気スポットだけに観光客でいっぱいです。

次は再度寄り道からトレヴィの泉、スペイン広場と名所ルートで1日目終了までです。