ボルドーはすでに廃盤になっていて、2000年代初頭まで発売されていたと書かれている方がいました。写真だとかなり明るく見えますが、実物はもっと落ち着いた色合いです。
今回はヤフオクでの購入、一応、新品との記載があり淡く期待していました。
そして、実際に新品でした。正確には一度インクを通した形跡があったものの、レジンはまったく無傷です。購入価格は38,000円。相場としてどうかは良くわかりませんが、自分の財力で何とか買える範囲に収まりました。
廃盤ゆえ字幅の選択肢はありませんでしたが、モンブランについてはEFとFしか持っていなかったこと、太めの字幅を使う機会が増えていることもあり、MニブでOKとしました。接着剤が溶けた感じになっていたので、後から張ったものではなさそうです。
インク窓の部分、黒軸だとほとんど視認できませんが、ボルドーだとよく見えますね。
モンブランはニブに字幅を示す文字を入れないため、中古品の紹介文では字幅が記載されていなかったり間違っていたりすることがあります。今回はシールつきでしたのでMニブ、書いた感じでもFよりほんの少し太い程度、 使いやすい太さだと思います。
昔のモンブランはとても柔らかかったと聞きますが、これは最近の製品なので固めです。私のモンブランに対する印象は、ゴリゴリした筆記感です。EFなどに比べるとひっかかる感じが弱まり、より書きやすくなっていると思います。
詳しくはわかりませんが、ペン芯の形からおおよその製作時期がわかるものでしょうか。
モンブランのロイヤルブルーを入れたところ、フローの感じもちょうど良いです。
さて、手元にある黒軸の146と比較です。
すると、どうでしょう。写真だとわかりにくいですが、長さが違うんです。ボルドー軸の方が少しだけ短い。あれれと思って調べてみました。
いままで私が"146"と言ってきた黒軸の万年筆、公式HPに出ている正式名称を確認すると、「Meisterstück Le Grand」となっています。146という文字は出てこないんですね。
正確なところはわかりませんが、どうも「146」と「Le Grand」は別製品のようです。で、146は現行のラインアップに載っていません。Le Grandは146の後継で、マイナーチェンジ版の位置づけなんでしょうかね。
ニブの比較、こちらはほとんど同じですが、よーく見ると、左のMニブの方が少し開いた感じになっています。これが種類の違いからくるものなのか、個体差なのか、字幅の違いなのか、はっきりしたことはわかりません。
少しずつ購入してきたモンブランも大分増えてきました。
金属軸のソリテールや豪華な装飾の限定品などは、私のステータスからして範囲外です。また、ヴィンテージにもあまり興味が向かないので、そろそろ打ち止めかなと思います。
ただ、ここまで揃えたので、いつかはマイスターシュテックの最小モデルであるモーツァルトを手にしてみたいですね。
0 件のコメント:
コメントを投稿