今日休みにしたのには理由があって、この万年筆を伊勢丹新宿店まで買いに行ったのです。
セーラー万年筆の伊勢丹新宿店限定 寄木細工万年筆です。
「趣味の文具箱 Vol.20」で後ろの方に出ていたものですが、好きな人は同じところに目がいくんだなぁとつくづく感じました。様々な方が、気になる万年筆としてブログなどに書かれています。
正直なところ、36,750円という値段に躊躇し、平日に買いに行く余裕も無かったので購入するつもりではありませんでしたが、多少暇ができて、どこかで休めと言われていたこともあり、思い切ってしまいました。
今日(9月7日)から発売なので朝一に行けば買えるだろうと思っていましたが、ブログ上で予約したと書いている方がいたので、念のため前日に電話で確認。
「予定数以上の電話をもらっているので、予約したほうがよい」というので、取り置きしてもらうことにしました。 (店員さんに聞いたところ、製作数は100本だそうです。)
私の手にはもう一回り大きい方が馴染むんですが、これはこれでかわいらしいかなと思います。それから、とても軽いです。コンバーターをつけてインクをいれても軽い、軽すぎて浮いてしまうような感じすらします。
ペン先は、セーラーの14金、中細にしました。セーラー製では14金も中細も初めてです。
字幅についてはもう少し太くても良いかなと思いましたが、中字にしてしまうと使いにくい場面が出てきてしまうので、自分の使い方にあっていると思います。
14金と21金の違い、私はさほど感じませんでした。目を閉じて書いたらわからないと思います。
こちらはおまけでもらった100周年の便箋、100周年の記念万年筆も発売されていますよね。
150,000円の「島桑」 はさすがに無理です。
これも100周年記念ということで、大事にしまっておきます。
肝心の寄木細工のことにほとんど触れていませんでした。
説明書によると、箱根の寄木細工だそうです。確かに土産物屋で見たことあります。
寄木細工ってもっと複雑な模様のものもありますけど、この製品の模様はとてもシンプルです。
価格との相談なんでしょうね。14金のペン先なので、12,600円のプロフィットスタンダードがベースだと思いますが、比較すると+24,000円なわけで、これ以上高いと私には買えません。
外箱はこんな感じ。
ケースがつきます。コンバーターが別売りですのでご注意ください。
伊勢丹の屋上です。初めて行きましたけど、とても綺麗に手入れされた公園です。知らなかった。
ナデシコやらサルスベリやら、色々な花が咲いてました。
ちなみに、今日はセーラー万年筆のペンクリニックも開催されていて、かの川口 明弘氏にキングプロフィットとプロフィットFLを調整していただきました。
キングプロフィットは、もう少し細くかけるように絞って欲しいとお願いしましたが、真逆のことを言われてびっくり。
「字幅が太いのではなく、フローが悪くなっていることが原因です。インクを出そうと思って筆圧が強くなり、結果、字幅が太くなっている」とのことで、切り割りを少し広げてフローを良くしてもらいました。
なるほど確かに、感心してしまいました。
FLの方は、細字ということもありやや引っかかりを感じたので、少し研いでもらった上で、こちらもフローを良くしてもらいました。
前回、丸善で受けたペンクリニックではあまり良い印象を持ちませんでしたが、川口氏のクリニックはさすがでした。判断も手作業も早いし、試し書きする前から「これで大丈夫です」と断言してしまう自信もすごいなぁと。
新宿に来たときは、いつも明月館で焼肉です。あちこち回って散在しないかわりに、ここでちょっと贅沢しています。
今日は良い一日でした。
2 件のコメント:
私の好きな軸はバーメイルです。
木軸は嫌いではないのですが、あまり
惹かれるものがないのは確か。以前ブライヤー
を1本所有していたのですが、好きな方がいたのでお嫁に出してしまいました。
ペリカン堂様
バーメイルですか、私も好きです。でも、高級なものが多いですよね。なかなか手が出ません。
そういう意味ではブライヤーも高価なものが多いですね。私の場合、鉄刀木が限界です。
国産万年筆って、定価は海外製より安いですが、eBay等での実売価格で見るとそんなに割安でもないんですよね。
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