万双のブックカバーです。
先月、ブリーフケースを購入したのに続いて、2つめの万双製となりました。
色はダークグリーン、茶系か黒が多い私物の中では珍しい色です。
初見では、正直、「何か安っぽい革だなぁ」と思いましたが、3日ほど使ったら艶が出てきて印象が変わってきました。
構造としては、革を折り曲げて本の厚みに合わせるタイプ。出し入れが少々面倒なので苦手です。
これは何の革でしょうか。
万双さんのサイトには、「セミクロノームなめしですが、クロームの成分は全体の数パーセントなので、フルタンニン仕上げと遜色がありません。」という説明があります。
遜色がないというのは、エイジングのことかなと想像しています。
フルタンニンの革とは質感が違いますが、確かに数日使って艶が出てきましたし、強めに擦ると色が濃くなります。
ただ、タンニンなめしの革とは違う硫黄のような匂いがします。使っていくうちに取れるとは思いますが、結構強いです。
薄く作られていて、本の馴染みがよく使いやすいです。
縫製の目も細かくて丁寧ですし、コバも綺麗に仕上げられていて好感が持てます。
ミネルバボックスとかブライドルレザーとか、万双さんのベーシックな革で作ってくれないかなぁ。
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