ローラー&クライナー社のインク、サリックスです。
このメーカーのインク、以前にヴァーディグリーズとパーマネントブルーを購入していますが、緑系インクが好みからずれてしまい、パーマネントブルーも書いた瞬間の色が鮮やかすぎて好きになれませんでした。
そのときから今回のサリックスの存在は知っていましたが、「没食子インク」というのがよくわからず、怖いので避けていました。
わからないまま書いていますが、酸化第二鉄がたくさん含まれているそうで、空気に触れた瞬間に酸化が進んで色が濃くなるようです。そのせいなのか、匂いも独特です。
別のサイトでは、エボナイト芯のペンとは相性が悪いと書かれていました。普段ペン芯の素材まで気にしていないので、使う万年筆には注意が必要かもしれません。
書いてみると、とても好きな色合いです。書いた瞬間は、プラチナの顔料ブルーを濃くしたような感じで、そのうちブルーブラックに変化します。
やや青寄りのブルーブラックでしょうか、濃淡の程度がちょうど良く、柔らかな色合いです。
久しぶりに良いインクに出会えたような気がします。
2 件のコメント:
没食子インク、広い意味では古典ブルーブラックの一種だと思っていただければ。
がりぃ様
はじめまして。
何をもって古典とするのか、いまだわかっていませんが、古典ブルーブラックの一種なんですね。
セーラーのプロフィット21に入れて2~3日経過していますが、今のところ順調です。昔のインクはトラブルが多かったと耳にすることがありますが、気をつけたほうが良いことなどあるのでしょうか。
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